メタバースでSDGsを達成した未来の地球を表現する「Meta EARTH」がローンチへ

Metafrontier株式会社は、SDGsをすべて達成した2030年の地球をパラレルワールドとしてメタバースにて表現する「Meta EARTH(メタアース)」を2022年5月16日にローンチすると発表した。

■Meta EARTH(メタアース)概要

Meta EARTH(メタアース)は、SDGsに掲げられた世界共通の17のゴール、169のターゲットをすべて達成した2030年の地球をパラレルワールドとしてメタバースに表現している。現在の地球に欠けているものを補完し、貧困・差別問題などを解決。全ての人が安全で平等に活動できる理想の世界を構成する。
出典元:プレスリリース
Meta EARTHは、六角形のメタバース(ヘキサルーム)で繋がって構成。ヘキサルームは、地域・趣味・環境問題・差別問題など1つずつあらゆるテーマを持ったコミュニティが存在する。
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これら1つ1つの課題解決がMeta EARTHを成し、皆で作る非中央集権型の理想の地球となっている。

■Meta EARTHでの活動=Meta IDによる信用の可視化

現実社会を氏名で識別するように、Meta EARTHでは「Meta ID」を使ってユーザーを識別する。Meta IDはDID(Decentralized Identifier)の考えに基づき設計。Meta EARTHで行った地球貢献活動や慈善運動の履歴が全てMeta IDに記録され、メタバースにおける個人の信用スコアを可視化が可能となる。
出典元:プレスリリース
同社は年間で1,000個のヘキサルーム誕生を目標としている。

■MetafrontierのMeta EARTHへの想い

2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択された持続可能な開発のための2030アジェンダによると、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため,2030年を年限とする17の国際目標(その下に,169のターゲット、232の指標が決められている)が定められている。

目標1(貧困)
あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
目標2(飢餓)
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
目標3(保健)
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
目標4(教育)
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
目標5(ジェンダー)
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う。
目標6(水・衛生)
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
目標7(エネルギー)
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
目標8(経済成長と雇用)
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
目標9(インフラ,産業化,イノベーション)
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
目標10(不平等)
各国内及び各国間の不平等を是正する。
目標11(持続可能な都市)
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
目標12(持続可能な生産と消費)
持続可能な生産消費形態を確保する。
目標13(気候変動)
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
目標14(海洋資源)
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
目標15(陸上資源)
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
目標16(平和)
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
目標17(実施手段)
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

Meta EARTHは、この17個のすべてが実現した2030年の地球を現在にメタバースで創り出し、SDGs達成に向けて、あるいは人類や地球の平和な未来のために活動する企業や団体、国や自治体、グループや個人がヘキサルームを通じてその活動を広め、更にはその応援や活動参加も可能にする大規模な思考実験のパラレルワールドだという。メタバースという仮想空間だからこそ実現可能なもう一つの地球を表現することで、多くの人に守るべき地球と平和のイメージを共有し、想像してごらんと問いかける、想像を生み出すための創造空間を生み出すということだという。先ずは2030年のサスティナブルな開発ゴールを必ずや達成するのだと日夜努力を続ける多くの人たちを応援したい、知ってもらいたい、できることは何か一つでもいいから見つけて行動してほしいという思いでMeta EARTHプロジェクトは動いているとのことだ。

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