Mirakl、オンラインマーケットプレイスプラットフォームの日本展開のためJapan Cloudと提携し日本法人を設立
2022/5/25
Miraklは、Miraklが提供するオンラインマーケットプレイスプラットフォームを日本で展開するためにジャパン・クラウド・コンピューティング株式会社(以下、Japan Cloud)と戦略的提携を結んだと発表した。
マーケットプレイスは、世界的にeコマース全体の2倍のスピードで成長しており、小売業者、製造業者、流通業者にとっての競争力となっている。世界第3位の経済大国である日本のB2Ceコマース総売上高は日本の経済産業省によると19兆円(1,420億ドル)を超え、B2CおよびB2Bの両市場はともに急成長を続けているという。今回のMiraklとJapan Cloudの提携は、この世界的な勢いを受け、アジア太平洋市場におけるマーケットプレイスプラットフォームのリーダー としてのMiraklの地位を固めるための戦略的機会となるとのことだ。
Miraklの共同創業者兼共同CEOであるエイドリアン・ヌッセンバウム(Adrien Nussenbaum)氏は次のように述べている。「Miraklは、すでに誰もが認めるマーケットプレイステクノロジーのリーダーです。当社のテクノロジー、専門知識、パートナーエコシステムを通じて、日本企業の皆様がマーケットプレイスというビジネス機会を得て、新たなeコマース事業の成長をご支援できることを大変光栄に思います。私たちは、佐藤恭平さんを社長に迎えることで、彼のリーダーシップのもと日本市場におけるMiraklの事業が大きく飛躍することを確信しています。当社が日本で素早く事業を立ち上げ、拡大するにあたり、海外B2BのSaaS企業の日本展開の実績を持つJapan Cloudと提携できることを嬉しく思います」
Japan Cloudは、日本における長年のオペレーショナルエクセレンスに加え、カスタマーサクセス主導の成長戦略によって、Coupa、BlackLine、Brazeなどの世界的なSaaS企業の日本での事業の立ち上げと拡大を支援してきた実績がある。
Japan Cloudのパートナー兼ジャパン・クラウド・コンサルティングの代表取締役社長である福田康隆氏は次のように述べている。「当社は、日本と世界トップクラスクラウドソリューションの架け橋となることを目指し、実績がある海外のB2B SaaS企業の日本展開および中長期的な成長を支援しています。Miraklは、マーケットプレイスという市場カテゴリを誕生させただけでなく、業界始まって以来、常に決定的なリーダーであり続けています。日本企業がマーケットプレイスモデルの導入に意欲的であることは明らかであり、その推進を支えるパートナーはMirakl以外に考えられません」
Mirakl株式会社の代表取締役社長である佐藤恭平氏は次のように述べている。「eコマース市場の拡大は日本においても例外なく進んでおり、コロナ禍を経てその勢いはさらに加速化しています。この流れを受けて日本企業も『eコマースで流通総額を上げながらも、自社の企業ブランドや提供品質をしっかり担保したい』という方向性を打ち出すケースが増えてきました。Miraklは、これまでの自社展開か、大手eコマース配下かの二択だった状況に対し、自社eコマースサイトを外部のセラーとともに自社ブランド・マーケットプレイスとして成長させる新たな選択肢をご提供します。これにより、プラットフォーム型と呼ばれるビジネスモデルを実現し、企業の成長戦略の具現化を支えます。これまでの海外での300社以上の実績をもつMiraklは、顧客満足度向上や流通総額増大、売上増大と在庫コスト削減等に基づく、確かな収益力改善に大きく寄与するものと確信しています」
なお、 Mirakl株式会社は東京に拠点を置く。