秘密鍵の共有管理サービス「N Suite」とSynamon、メタバース領域でのブロックチェーン技術活用のためパートナーシップを締結

double jump.tokyo株式会社は、同社が提供するブロックチェーンの秘密鍵共有管理サービス「N Suite」が、メタバースの普及・発展に取り組む株式会社Synamonとパートナーシップを締結したと発表した。本パートナーシップにより、N Suiteを通じて、メタバース領域でのブロックチェーン技術活用を支援する。

■連携の背景

N Suiteは、企業等の組織が安全にブロックチェーンの秘密鍵を管理する仕組みを提供するビジネス向けウォレットサービスだ。ウォレットサービスを基盤として、組織がスムーズにブロックチェーンにアクセスできる環境作りに取り組んでいる。Synamonは、リアルとデジタルの融合を加速させるため、メタバース領域で法人向けにサービス提供を行うテックカンパニーだ。2022年4月には、NFT活用を含む幅広いユースケースに対応可能なメタバース総合プラットフォームの開発を発表し、メタバース領域の更なる発展に向けた取り組みを加速させている。

メタバース領域におけるNFT等のブロックチェーン技術の活用は、業界で賛否両論あるものの、技術的な親和性が高く、ポテンシャルのある分野だ。特に、複数のプラットフォームでサービスが相互運用されるようなオープンメタバースの世界観では、サービスの相互運用性を高める技術として、ブロックチェーン技術は大きな可能性を秘めている。

Synamonがメタバース総合プラットフォームにおいて、ブロックチェーン技術の活用を検討する中で、安全かつ効率的に秘密鍵を管理できるソリューションを必要としていたため、N Suiteを提供することとなったという。さらに、双方の連携を強化することで、メタバース領域においてNFT等のブロックチェーン技術を有効活用する手段や仕組みを検討できると考え、パートナーシップを締結することとしたとのことだ。
出典元:プレスリリース

■今後の展開

直近ではメタバース総合プラットフォームのサービス提供に向けたSynamon内での利用を中心にN Suiteの提供を行うが、将来的にはSynamonのクライアントに向けた機能や仕組の提供などのサービス拡張において、N Suiteで支援を行い、NFTをはじめとするWeb3領域に対する様々な取り組みを継続的に強化することを見据えているとのことだ。

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