UX視点の導入・活用に欠かせないスキルとマインドを学ぶ資格試験「UX検定基礎」が実施へ

一般社団法人UXインテリジェンス協会(以下、UXIA)は、ユーザーエクスペリエンス(UX)向上の取組みに欠かせないスキルとマインドを体系的に学ぶ、全ビジネスパーソン向け資格試験「UX検定基礎」を開始すると発表した。

UX検定は、一般社団法人UXインテリジェンス協会が運営し、日経ビジネススクールの協力とHCD基礎検定認定のもと実施する。第1回は2022年8月に実施を予定しており、6月から申込の受付を開始する予定だという。
出典元:プレスリリース

■「UX検定」創設の背景

昨今、デジタルトランスフォーメーション(DX)が重要な経営課題となった。しかし、ビッグデータやAIといった最新テクノロジーを導入したものの、十分な成果を生み出せず頓挫する企業も多く見られる。それらの失敗の多くは、UXの設計が不十分であることに起因しているという。DXをより本質的な事業価値創造に向けた活動へと昇華するためには、「優れたUXの実現」が重要だ。ユーザーにとって理想の体験を考えた上で、その理想体験を更新し続けること、言い換えれば、さまざまなデータをUXへ還元し続けることを目的とした、業務プロセスの変革とデジタル環境づくりが本来のDXのあるべき姿とのことだ。

UXの重要性が高まる中、UXに関するセミナーや書籍は増えているものの、デザイナーやコンサルタントといった限られた職種を対象にしている場合が多く、ビジネスパーソン全般が身につけるべきスキルが実践的かつ体系的に学べる教材・カリキュラムはまだほとんどないという。UXIAは、多くのビジネスパーソンが優れたUXを実現するための知識を学ぶ指針として本検定を位置付けているとのことだ。

■「UX検定基礎」概要

UX検定は、UXやHCD(人間中心デザイン)の基本的な概念やその実践方法のアウトラインを理解し、自らの業務に活用するための基礎知識を有することを証明する試験だ。
名称:UX検定基礎(HCD検認定)
対象者:ビジネスパーソン全般(受験資格制限無し)
試験日程:2022年8月上旬予定(2022年6月申込開始予定)
受験料:税抜き9,900円(税込み10,890円)
実施方法:知識問題(単一選択式)、オンライン実施(自宅受験)
出題範囲:シラバスより出題
主催団体:一般社団法人UXインテリジェンス協会
協力:日経ビジネススクール

Article Tags

Special Features

連載特集
See More