ミラボ、予防接種手続きデジタル化サービス「e-VACCINE」を正式リリース

株式会社ミラボは、予防接種手続きデジタル化サービス「e-VACCINE(イーワクチン)」の提供を開始したと発表した。

■「e-VACCINE(イーワクチン)」とは

・概要
e-VACCINE(イーワクチン)とは、予防接種時の予診票を含む事務手続きをデジタル化するサービスだ。スマートフォン・タブレット・PCを使用し、デジタル予診票の入力・署名や予防接種記録の確認ができる。自治体・医療機関・保護者の三者間連携により、予防接種記録をリアルタイムに把握できることで、各者の負担を軽減するだけでなく、接種事故防止や未接種者への迅速なフォローアップが可能となる。経済産業省・厚生労働省の実証実験プロジェクトを経て、「ワクチン接種記録システム」や「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」で培った技術をベースにアップデートを重ね、今回の正式リリースに至ったとのことだ。

・特長と課題解決
予防接種記録の即時反映
これまではアナログ処理が多く、タイムラグが生じていた予防接種記録をリアルタイムに把握できることで、接種間隔ミスなどの事故を防ぎ、自治体から未接種者へ迅速なフォローアップが可能となる。

予防接種時期のお知らせ通知や予診票デジタル化による子育て支援
複雑な乳幼児の予防接種スケジュールを自治体から各個人のタイミングに合わせて配信することで、保護者の負担を軽減する。また、予診票をデジタル化することで、記入の手間を省き、接種記録の確認・管理が便利になる。

請求業務のデジタル化による自治体・医療機関の業務効率化
これまで紙書類で行っていた請求業務をデジタル化することで、入力作業や紙書類の保管・管理、郵送手続きが不要となり、自治体・医療機関双方の業務効率化に繋がる。

・開発背景
2021年デジタル庁発足を皮切りに、行政のDX化が進み、自治体業務のデジタル化が喫緊の課題となっている。特に、乳幼児の定期予防接種業務は、政府が推進する「成長戦略フォローアップ」の中でも重要視されている業務の一つだ。しかしながら、自治体・保護者間だけでなく医療機関も含めた三者間連携が必要なため、自治体単独で推進することが難しい状況にあると考えているという。

このような課題を解決するために、ミラボはこれまで子育て支援アプリ「子育てモバイル」の運用等を通じて、各自治体の子育て支援や住民サポートに携わる中で得た自治体DXに関する知見を活用し、当事者のニーズに基づいた予防接種手続きデジタル化サービス「e-VACCINE(イーワクチン)」を開発したとのことだ。
出典元:プレスリリース

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