愛知県岡崎市、NTT西日本、一旗、メタバースを活用した文化観光のDX推進に関する連携協定を締結

西日本電信電話株式会社 東海支店(以下、NTT西日本)は、観光分野において、メタバースやXR技術を活用して地域の課題解決を図る「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を推進し、地域の観光課題の解決に連携して取り組むことを目的として、愛知県岡崎市・株式会社一旗と「文化観光のDX推進に関する連携協定」を締結したと発表した。

■取り組み背景

withコロナの新たな生活様式が急速に広がりを見せる一方、観光分野においても、デジタル化・オンライン化の流れが加速しており、XR技術の観光分野における活⽤への期待がますます高まっている。

岡崎市は、歴史・文化的な観光資源である「岡崎城」や「大樹寺」を抱え、近年では、東岡崎駅前の乙川リバーフロント整備事業の進展により、「徳川家康公像設置」のほか、乙川リバーフロントエリアの公共空間を活用した公民連携の取り組みを進めてきた。天下の道、桜城橋の周辺整備などのプロジェクトが進行しているほか、市域全体の観光資源の活用など歴史文化にとどまらない多様な魅力づくりに取り組んでいる。一旗は、「岡崎城天守閣 プロジェクションマッピング」「徳川将軍家菩提寺 成道山大樹寺 プロジェクションマッピング・デジタルアートナイト拝観」「桜城橋×Rally Japanプロジェクションマッピング」をプロデュースするなど、岡崎市の観光資源や文化資源とデジタル技術をいかした地域活性化に取り組んできた。また、「岡崎城1645VR」「大樹寺 重要文化財 大方丈障壁画VR」などVRコンテンツの企画制作も手掛けている。NTT西日本は、社会を取り巻く環境変化がもたらす様々な社会的課題に対して、「ソーシャルICTパイオニア」として、これまで培ってきた経験や先進技術をいかし、ICTの⼒で地域課題の解決や活性化に取り組んでいる。2019年~2021年の岡崎市におけるスマートシティモデルプロジェクト(国土交通省事業)では、人流データをはじめとするまちのデータを活用した実証実験と実現性検証を行うことで、楽しい・快適・安全なウォーカブルでスマートなまちの実現を促進してきた。

今回、岡崎市、一旗、NTT⻄⽇本の三者がより⼀層連携し、岡崎市が有する観光資源・文化資源と先進技術を融合させた新たな文化観光の在り方を見いだし、観光分野のDXを推進することにより、地域の活性化とブランド⼒を向上させ、持続可能な観光地経営を目指すとのことだ。

■協定の主な内容および役割分担

2023年大河ドラマおよびアフターコロナを見据えた、デジタル技術を活用した文化観光の推進
(1)岡崎市は、岡崎市内の観光資源の活用に協力する。
(2)一旗は、一旗の事業活動により創出した岡崎市の文化資源・観光資源のXRコンテンツを提供し、メタバースにおいて活用する。
(3)NTT西日本は、日本電信電話株式会社(NTT)が提供するXR空間プラットフォーム「DOOR(ドア)」を活用したメタバースの構築および活用に協力する。

<バーチャル空間上での文化観光イメージ>
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

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