無人コンビニ「ミニストップポケット」で顔認証決済サービスを導入した実証実験が開始

サイバーリンク株式会社は、株式会社シーエーシー(以下、CAC)がFaceMeを使用した顔認証決済システムを開発し、CAC本社ビルに展開する無人コンビニ「ミニストップポケット」において、ミニストップ株式会社と協業で顔認証決済サービスを導入して実証実験を開始したと発表した。

CACでは現在、社員(約1,100名)を対象に「ミニストップポケット」において顔認証決済サービスが利用可能だ。社員が商品を購入した費用は翌月の給与から天引きされる。顔認証決済は、これまでのように交通系カード、クレジットカード、スマホ、現金等を携帯しないで決済が可能であり、手ぶらで買い物ができる簡易さが好評とのことだ。
出典元:プレスリリース

■顔認証決済の実証実験

CACは国内におけるFaceMeの販売代理店でもあり、これまでにFaceMeを使用したソリューションを提供しており、その一環として顔認証決済の実証実験を進めている。CAC本社10階には「ミニストップポケット」が2019年12月から展開されており、多くの社員が利用している。この無人店舗に顔認証決済サービスを導入するため、ミニストップの決済システムと、CACの決済システムを疎通する開発をミニストップと共同で行った。
出典元:プレスリリース
2022年2月25日からCAC全社員が、CAC本社10階の「ミニストップポケット」で顔認証決済が利用可能となった。社内で専用サイトを立ち上げて顔認証決済の利用促進を行うと共に、社外展示会に出展する等の広報活動を進めている。

■顔認証決済の導入効果

1.POSレジで顔認証決済により手ぶらの買い物を実現
顔認証決済サービスは、サイバーリンクのAI顔認証エンジン「FaceMe」を利用し、CAC社員が「ミニストップポケット」で買い物する際に、これまでのような各種カード類、スマホ、現金等を持たずに決済が可能だ。CAC社員はPOSレジで商品をスキャナーでスキャンしたあと、決済画面で顔認証決済を選択して画面上のガイドに従って認証を行う。

2.事前登録はPCがあれば場所を問わずにどこでも可能
顔認証決済サービスを利用するには専用サイトでの事前登録が必要となるが、PCさえあれば自宅やオフィス等の場所を問わずにどこでも登録が可能だ。登録された顔情報(顔特徴点)はデータベースに保存され、CAC社員が「ミニストップポケット」で買い物をする際の顔認証で参照される。

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