洪水リスクを分析できるWebアプリケーション「Climate Vision」がベータ版をリリース

株式会社Gaia Visionは、気候変動対応とサステナビリティ情報開示において求められている洪水リスクを簡単に分析できるWebアプリケーション「Climate Vision(クライメート・ビジョン)」のベータ版の提供を2022年8月1日より開始すると発表した。

■Climate Visionの特徴

Climate Vision(ベータ版)は、過去の気候データに基づいて計算された世界中の洪水リスク情報を提供する。この情報は、東京大学等の研究成果や知財を利用してGaia Visionが作成した高精度なデータに基づいて開発され、日本国内では30m・その他の国では90mという解像度だ。わかりやすいGIS(地理情報システム)を元にしたWebアプリケーションで簡単に操作・分析ができ、想定ユーザーである企業や金融機関のサステナビリティの担当者は、TCFDやCDPなどのサステナビリティ情報開示対応に利用可能だ。
出典元:プレスリリース

■開発の背景

気候変動の影響により世界中で洪水などの自然災害が増加しており、今後も災害リスク増加の可能性が世界各地で懸念されている。企業の気候変動に対するリスクマネジメントと気候リスクに関する情報開示が金融機関等から強く求められていることから、Gaia Visionでは気候物理リスクの中でも損害額の大きい洪水リスクを簡単に分析できるツールの開発を続けてきた。企業や金融機関の担当者が1日でも早く利用できるよう、ベータ版での公開を決定したとのことだ。

■Climate Visionの使い方

1.分析する地点を登録
住所から緯度経度を指定して、分析したい地点を簡単に登録する。CSVファイルをアップロードして複数地点を一度に登録することも可能だ。
2.分析を実行
分析はボタン1つで簡単に実行できる。利用価格は分析する地点の数に応じて決定される。
3.結果を地図上に表示・ダウンロード
分析によって、その地点の洪水リスクの値を地図と表で表示することができる。その地点の周辺の洪水リスクデータも提供している。
出典元:プレスリリース

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