NFTや仮想通貨の詐欺被害防止ツール「KEKKAI」がα版をリリース

株式会社ユニスマは、昨今増加しているNFTや仮想通貨の盗難被害防止を目指したセキュリティウェブブラウザ拡張機能「KEKKAI」をリリースすると発表した。

■背景

近年、ブロックチェーンを活用したWeb3領域は大きな盛り上がりを見せている。日本においては市場の拡大が著しく、8月〜11月にかけて日本発NFTプロジェクトの取引量が軒並み上がっているとのことだ。

その一方で、NFTや仮想通貨の詐欺、盗難被害も増加している状況となっており、NFTだけで年間被害額は140億円と言われているという。そのため今後の更なる市場拡大やWeb3のマスアダプションのためにも解決が急がれる社会問題となっているとのことだ。
出典元:プレスリリース

■KEKKAIの特徴

「誰もが安心できるWeb3を」をプロジェクトのビジョンに掲げ、様々な角度からユーザーのWeb3体験の向上を目指しているという。

①Chrome拡張機能であり、簡単に無料でダウンロード
Webブラウザにインストールする拡張機能となっており、それだけでKEKKAIの準備は完了となる(Walletの接続は必要ない)。

②取引ごとにシミュレーションを行い、取引内容を明確化
NFTの購入など、ブロックチェーン上でトランザクションが発生するときに、取引をKEKKAIのEVM環境でシミュレーションを行い、その結果を表示する。これによって、既存のウォレットでは把握しにくい取引の内容を明確化することが可能だ。
出典元:プレスリリース
③シミュレーションの結果、詐欺の可能性が高い危険な取引に警告表示
所有するNFTを抜き出すことができる「Set approval for all」やETHなどの仮想通貨を抜き出すことができるようにする「ETH Sign」など、詐欺の可能性が高く、トークンが危険にさらされる取引をシミュレーターが検知すると、警告を表示させる。詐欺被害の9割以上がこの手法によると言われており、取引の分析を正確にツールによって行うことでユーザーに冷静な判断を促し、被害撲滅につなげることができると考えているとのことだ。
出典元:プレスリリース

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