日立ソリューションズ、高精度な売上予測で営業のDXを加速する「AI売上予測ソリューション」を提供へ

株式会社日立ソリューションズは、データドリブン経営による営業プロセスのDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みで培ったノウハウをもとに開発した、顧客に適した受注予測モデルを生成し、経営者やマネージャーの迅速かつ的確な意思決定を支援する「AI売上予測ソリューション」を、2023年3月24日から提供開始すると発表した。

同社では、データドリブン経営を加速させる中で全社的にSFAやBIツールを活用しており、誰もが業績シミュレーションや営業戦略立案に用いる各種情報をリアルタイムに見ることができるという。これにより、営業や企画部門による月次業績報告資料などの資料作成負荷を軽減するとともに、意思決定のスピードが向上し、営業生産性の向上に寄与しているとのことだ。

本ソリューションでは、Salesforce, Inc.の「Salesforce Sales Cloud」に登録された営業活動や顧客特性などの情報をもとに、機械学習によって顧客専用の受注予測モデルを生成する。さらに生成したモデルを使って、最新の営業活動状況からリアルタイムに予測を行い、予測結果を売上計上月とマッチさせることで月別の売上シミュレーションなども可能とする。これにより、営業担当者は業績レポート作成に費やす負荷が軽減され、経営者やマネージャーは精度の高いデータに基づいた迅速かつ的確な判断ができるようになるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■背景

企業にとって、売上予測は意思決定に用いられる重要な情報だ。これまで同社では、情報の量や精度にバラツキのある案件情報をもとに営業担当者が売上予測を行い、時間や手間をかけて業績レポートを作成してきた。売上予測の精度を高めるためには、案件発生から受注に至るまでの相関関係を、顧客特性や過去実績など大量の情報を基に算出する必要があった。しかし、時間が経てば営業活動状況も変わるため、算出ロジックを考えて完成させる難易度は非常に高く、予測値の精度が低くなり、経営や現場の意思決定に活用するには不十分なものになってしまうことが課題だったという。同社は、自社における営業プロセスのDX推進において、SFAやBIツールを活用してこれらの課題を解決してきた。これまでに培ったノウハウは、今後更なる業務効率化が求められる社会において、営業プロセスのDX実現を目指す顧客に対しても有用であると考え、本ソリューションを提供することにしたとのことだ。

■「AI売上予測ソリューション」の特長

・「AIを活用した高精度な売上予測」を手軽かつ最短3ヵ月程度で導入でき、DXを強力に推進
・日立ソリューションズのノウハウをもとに、予測精度の向上から意思決定における効果的なデータ可視化を実現
・業種や業態などの特性を意識せず、受注/失注を左右するパラメータをAIが特定して売上を予測
・日々変動する営業活動状況を自動捕捉し、リアルタイムに売上予測をアップデート

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