Helpfeel、ChatGPTのAPIを活用したFAQの意図予測支援ツールの運用を開始

株式会社Helpfeelは、米OpenAIによる「ChatGPT」のAPIを活用した、FAQの意図予測支援ツールの運用をテクニカルライティングチームで開始したと発表した。

■意図予測支援ツールの機能

意図予測支援ツールの活用により、以下が実現するとのことだ。
①Scrapbox上にあるFAQ記事の原稿から重要な記述を抽出
②抜き出した記述から意図予測検索における質問文を生成
③質問文から言い換え表現のたたき台を約50パターン生成
出典元:プレスリリース

■機能の特徴と効果

①原稿から重要な記述を抽出。要点を端的にまとめ高速に内容を把握
本機能は編集環境となるScrapboxのエディタからすぐに起動できる。使用すると、質問文の素となる原稿から重要な記述を抜き出して要点を端的にまとめて提示する。難解な内容であっても要点が端的にまとめられるため、効率よく情報を把握して理解することができる。本機能によりライターはクリエイティブな発想と作文に時間を使うことができるようになる。
出典元:プレスリリース
②複数通りの質問文を自動生成。AIによりバリエーション豊かな言い換えパターンを展開
抽出された重要な記述をチェックボックスで選択すると複数通りの質問文を自動で生成する。さらに提示された質問文から必要に応じて質問文を拡張することも可能だ。AIによる新たな視点での生成結果に触れることで、これまでにFAQ検索システムの運用を通して発見してきた効果的な言い換えパターンの幅をさらに広げ、カバーできる語彙の充実が期待される。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
③AI出力は人間が採否することでクオリティを維持。FAQの検索チューニングにかかる負担は従来の50%削減
AIにより出力された重要な記述や質問文や言い換え表現は、検索データとして有益であるかどうかをライターが判断した上で使用される。ライターの確認により質問文のクオリティは担保しつつ、FAQの制作の業務負荷は従来の半分に軽減できるという。AIが提案する幅広い言い換え表現を高速に吟味できるため、数多くのたたき台をもとにして、ライターはクリエイティブな発想と作文に注力することができる。

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