大成建設、クラウド統合プラットフォーム「Workato」を活用

大成建設は、図面や3Dモデル・写真などの工事情報を保管した基幹システムを刷新し、それらの情報をビッグデータとして活用するための新たなデータ管理基盤（X-grab）をMicrosoft Azure上で構築した。しかし、APIを持たない既存の4つのレガシーシステムとの連携が課題だったという。リアルタイムなデータ活用のためには、連携ツールやバッチ処理ではなくAPI連携が必須だったが、APIの個別開発には数カ月の期間と技術者の増員が必要だったとのことだ。

そこで大成建設は、1,000以上の豊富なコネクタを提供し、ノーコード・ローコードで開発できるWorkatoを導入することで、増員することなくデータ管理基盤とレガシーシステムを短期間で連携させ、リアルタイムなデータ活用を実現した。さらなる建設DXに向けて開発の内製化を進め、Workatoによる業務フローの自動化にも着手している。

・データ管理基盤と4つのレガシーシステムを短期間で連携させ、リアルタイムでのビッグデータ活用を実現
・豊富なコネクタとノーコード・ローコードでのアプリケーション開発で、開発要員を増やすことなく内製化できる環境を実現
・将来的な、システム間をまたいだ業務プロセスの自動化にも対応