バンカブルとACROVE、EC事業者への支援強化を目指し協業開始

株式会社デジタルホールディングスは、株式会社バンカブルが、株式会社ACROVEと2023年7月24日より協業を開始したと発表した。

本協業により、EC事業にこれから挑戦する事業者や成長段階にある事業者に対し、バンカブルは広告費の4分割・後払い(BNPL)サービス「AD YELL(アドエール)」を、ACROVEは自社のビッグデータを用いて売上の最大化に向けた販売支援を相互に連携して提供する。これにより、EC店舗構築・EC事業運営支援・広告投資といったEC事業の成長に向けて重要度が高い領域への必要なサポートの提供が可能となる。10人以下の従業員数という限られたリソースでEC事業を展開する事業者は現在、約1万社あるという。この事業者全てにサービスを提供していくことを見据え、まずは、バンカブルおよびACROVEが支援する累計約270社のEC事業者へのサポートを充実させるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■背景・目的

ACROVEは、M&Aや事業承継により譲受したブランドの価値の最大化を目指し、ECロールアップ事業を、2022年6月より展開している。事業開始1年間で現在159ブランドを保有している。複数の自社ブランドを運営するなかで、認知向上・集客を目的とした広告投資は、事業成長のために必要不可欠な施策と捉えているという。しかし、成長段階のD2Cブランドにとって広告投資は重要ではあるものの、広告出稿費用の支払いと売上が立つタイミングがずれることでキャッシュフローを圧迫することがボトルネックとなり、多くの事業者においては広告投資へ踏み込めずにいるという。その結果、予算の捻出が難しいために効果的なタイミングで広告を出稿できず、成長スピードに課題を抱える事業者も多くいるとのことだ。バンカブルは、事業成長へアクセルを踏み込むために重要な広告費の負担を軽減する「AD YELL」を展開している。この協業により、事業者が展開する商品の認知向上・集客が加速されることで、より多くの事業者がスピード感を持ってEC事業の成長と売上の最大化に向け貢献できると考え、協業に至ったとのことだ。

■協業内容

・相互顧客紹介
事業成長を見据え、「広告投資に積極的に取り組みたい」「効率的なキャッシュの運用方法を知りたい」と課題を抱える、ACROVEが支援する事業者に対し、「AD YELL」を紹介する。一方で、「AD YELL」により広告投資を強化したものの、集客や購入の受け皿となる自社ECやECモール店舗の運用に懸念がある事業者に対し、ACROVEの強みである自社のビッグデータを用いたEC店舗の構築・運用の支援を行う。

・セミナーの共催
セミナーでは、ACROVEが保有するブランドにおける「AD YELL」の利用事例や、EC運用に役立つ知見を伝える予定だ。

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