Oxford Quantum CircuitsとClassiq Technologies、量子コンピューティングとデータセンターのシームレスな融合の推進を目指し提携

量子ソフトウェアの開発企業であるClassiq Technologies(以下、Classiq)は、Oxford Quantum Circuits(以下、OQC)と、高度な量子コンピューティングを研究機関及び産業界のユーザーにとってより身近で合理的なものにすることを目指し、提携を結んだと発表した。

Classiqは、量子ソフトウェアの開発から量子プロセッサー上での実行までを自動化するエンドツーエンドの量子ソフトウェアプラットフォームを提供している。Classiqが持つ独自技術は、機能モデル、高レベルの量子コード、またはPyomoとの統合から最適化された量子回路を自動的に合成する。OQCは、超伝導量子ビットをベースとしたエンタープライズ向けの量子コンピュータの開発と構築に注力している。

本提携によって、ClassiqとOQCは、モデリング、デバッグ、量子回路の自動合成、回路最適化、OQCの最先端の量子ハードウェア上での実行を含む、一連の円滑なフローをユーザーに提供する。Classiqのプラットフォームは、OQCの量子プロセッサーに最適化されたアルゴリズムの実行をサポートするように拡張され、OQCが最近発表したエンタープライズ向け量子コンピューティング・プラットフォーム「OQC Toshiko」を含め、開発者のニーズに合った量子バックエンドを選択できるよう、より多くのオプションを提供する。

本提携の一環として、両社は、それぞれが有する技術をデータセンター及びHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)に一層統合していくことを目指し、協業を続けるとのことだ。

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