SyntheticGestaltとEnamine、創薬を促進するAIベースのモデル作成で協力

SyntheticGestalt株式会社は、Enamine Ltdと、AI創薬を実現する一連のAIモデルを開発するためのコラボレーションを開始すると発表した。

このモデルは、物理的・化学的特性およびADME/Toxの特性を最適化し、なおかつ合成が容易な生物学的活性を持つ化合物の提案を可能にするものであり、アカデミアおよび製薬企業に向けたSyntheticGestaltのサービス、並びに同社の行う研究開発活動に利用される予定だという。

Enamineは、オンデマンド化合物のデータベースであり、380億件の化合物情報を含んだEnamine REALデータベースへのアクセスを提供する。SyntheticGestaltは同社が提供するDrug DiscoveryサービスにEnamine REALデータベースを追加する。このウェブサービスでは入力された化合物の物理的・化学的特性およびADME/Toxの特性を予測する他、課題のある化合物についてデータベース内から改良案を即座に提案する機能を持つ。Enamineは、提案された化合物を3~4週間以内に合成し、社内試験を通じて質の高い薬理学的in vitroプロファイリングデータを提供し、創薬サイクルの合理化と短縮に貢献する。さらに、SyntheticGestaltはEnamineから提供されたデータを利用し、同社の事前学習モデルを強化する。
出典元:プレスリリース

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