エクサウィザーズ、健康・医療分野に特化したAIサービスを提供する新会社「ExaMD」設立
2024/1/23
株式会社エクサウィザーズは、健康・医療領域のAIサービスの開発、販売に特化した新会社を設立することを発表した。2024年4月1日、株式会社ExaMDとして事業を開始する。ExaMDは、 AI・ソフトウェア技術をフル活用したプログラム医療機器(SaMD)と呼ばれる医療ソフトウェアを中心に、医療分野に加え、ヘルスケア分野も対象に開発を進める計画だ。新プロダクトの第一弾として、スマートフォンから利用できる認知症診断のソフトウェアを開発している。
■新会社の設立背景
医療領域における中長期的なトレンドとして、社会保障費の増大や健康・医療ニーズの多様化、医療サービスの地域格差拡大が深刻化する中、医療領域だけに留まらず、業界の垣根を越えてこれらの社会課題を抜本的に解決するようなデジタル技術や、AIを利活用したサービスの社会実装が期待されている。
これらの社会的要請に応えるべく、当社は今後、独自のプロダクト・サービス群を創出し、業界横断的な社会実装を進めていくとのことだ。同時に関連する法規制への対応、品質管理、データマネジメントなどをより強化し、当社の目指す社会課題解決に向けて、健康・医療テーマに関する事業に取り組んでいく。
■新会社の設立形態
エクサウィザーズは本会社分割の効力発生後、ExaMDを通じて、自社独自のマルチモーダルAI技術を活用した健康・医療テーマに関するプロダクト群を展開する。医療領域以外にも、エクサウィザーズグループの得意とする多様なセクターを対象として事業開発を行うことで、少子高齢化社会における健康・医療に関する社会課題の解決に向け、事業展開をより強力に推進していくとのことだ。