異常検知AIカオスマップ2024を公開！「外観検査」や「センサーデータ」等、カテゴリ別に全76製品を掲載

異常検知とは、大量のデータから、通常とは異なるもの（異常）を検出することだ。例えば、工場から出荷する製品に不良品が紛れていないかをチェックしたり、外観検査において製品画像の特徴を機械に学習させ、異常検知を行ったりする事例などが挙げられる。

また、最近の異常検知では、メールや文書、動画、画像、Webサイトのログといった「非構造化データ」が用いられるケースもある。

製造業をはじめとして、スパム検出などのセキュリティ強化、防犯カメラ映像の自動解析など、異常検知は様々な分野で活用され始めており、職人の経験や勘に頼った運用から脱却するため、異常検知サービスを取り入れる企業も増えている。

株式会社アイスマイリーによれば、このカオスマップは、各社の公開情報を基にAIsmileyが独自の視点で取りまとめたもので、国内で利用可能な異常検知AIサービスのうち主要なものを6分野に分類、76種類のサービスを一覧化し、マッピングを行った。食品等の傷をチェックする目視検査を自動化する「外観検査」や、様々な設備の保守や点検に活用可能な「設備点検」等で分類を行なっており、課題に合わせた異常検知AIサービスを探すことができる。

AIsmileyでは過去にも「異常検知AIカオスマップ」を公開しているが、今までよりも複雑なニーズに対応可能な製品が増えたことにより再調査を行ったものとなる。