ガイアックス、東京都の不登校の児童や生徒支援のバーチャル・ラーニング・プラットフォームにプログラム提供

1.6万人のホストと2万件の体験を擁するプラットフォーム「aini」と、オンライン・フリースクール「aini school 小・中等部」を運営する株式会社ガイアックスは、2023年度の東京都のオンラインの仮想空間(メタバース)を活用して居場所や学びの場バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)にて、計6回(3講座・各2回)のプログラムの企画及び運営を実施。なお、本プログラム開催は、東京都の委託を受けたVLPの事業プロモーターのデロイト トーマツ グループと連携し、実施したものとなる。

■メタバースを活用した、不登校児童・生徒、日本語学習児童・生徒への支援

東京都内の不登校の児童や生徒は10年連続で増加し、10年間で3倍超の2万6千人超(2022年度)(※1)となっている。また、東京都の公立学校では、日本語の指導が必要な児童・生徒が約5千人、不登校の児童・生徒が約2万2千人存在(2021年度)。

東京都では、不登校や教育支援センター(適応指導教室)等への参加が断続的になっている児童・生徒及び日本語指導が必要な児童・生徒に対して、オンライン上の仮想空間を活用した、新たな居場所や学びの場を2023年9月より提供を開始した。仮想空間を活用することにより、不登校や日本語指導が必要な児童・生徒への支援等に携わる人的リソースの効率的な運用が可能。

2023年度(令和5年度)は、8自治体(新宿区、墨田区、渋谷区、中野区、杉並区、八王子市、狛江市、多摩市)及び教育庁地域教育支援部生涯学習課所管の「学びのセーフティネット」(都内4か所)を対象にVLPが提供された。児童や生徒がメタバース(仮想空間)でアバター(分身)となって学習したり交流したりする場となっている。
(詳細および画像出典:https://vlp.metro.tokyo.lg.jp/

※1 「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」東京都教育委員会 https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2023/release20231004_01.html

■2万件の体験を提供するainiと、school 小・中等部の知見をプログラムに活かす

2023年度のバーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)のプログラムの企画運営のおいては、ainiとschool 小・中等部の保有するコンテンツやプログラムや知見を活かしている。

夢中が集まる体験プラットフォーム「aini」は、全国各地で体験を提供するホスト1万6783人が2万2288種類の体験を提供。また、オンラインでのコンテンツは、4,000件を提供している(2024年2月末時点)。また、それらのホストやコンテンツをもとに提供している 「aini school 小・中等部」は、学校に行かない日に通う遊んで学べるオルタナティブスクール (フリースクール)として2023年2月(プレオープン。2023年4月正式オープン)より運営を開始しており、「遊んで学べる」プロジェクト型学習が特徴だ。なお、aini schoolの児童・生徒の希望者全員がainiスクールへの出席を、在籍校の出席として認められ(出席認定され)ている。
出典元:プレスリリース

■aini school 小・中等部の児童・生徒の声でプログラムをブラッシュアップ

2023年度VLPにて提供されたプログラムは、aini school 小・中等部の児童・生徒が、バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)で提供する内容をブラッシュアップした。

aini schoolは「みんなでつくる学校」をコンセプトとしており、プログラムやクラス運営において子ども達の声を反映することはもちろん、子ども達による授業も行われている。 今回、提供したプログラムは、aini schoolに通う小中学生のディスカッションやレビューをもとに設計している。
出典元:プレスリリース

■不登校児童生徒で、学校以外の選択肢を持っているのは、わずか2%

文部科学省の調査によると小・中学校に通っていない子どもが民間の団体・施設に通う数は約4,200人と、不登校の子どもたちの中でもわずか2%弱となっている(※2)。

一方、現在日本の小中学生における長期欠席状態の子どもたちは約41万人、不登校の子どもたちは約29万人超(※3)となる。日本財団の「不登校傾向にある子どもの実態調査」(2018年)によると、「不登校傾向にある中学生(年間欠席数は30日未満)は、全中学生約325万人の10.2%にあたる約33万人で、文部科学省が調査した不登校中学生の数の3.3倍。約10人に1人が不登校傾向」(※4)。

※2 文部科学省 平成27年度 不登校児童生徒による学校以外の場での学習等に対する支援について

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/107/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/07/19/1373873_02.pdf

※3 文部科学省 フリースクール・不登校に対する取組 https://www.mext.go.jp/march_lion/torikumi_futoukou.htm

※4 日本財団 不登校傾向にある子どもの実態調査(2018年)

https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/01/new_inf_201811212_01.pdf

■aini school 小・中等部 とは

今の学校に疑問や不安を感じる方、既存の枠に囚われない教育を検討している方、公立の小中学校に通う以外の選択肢を考えている方、子どもが自由に伸び伸びと夢中や好きに没頭する選択肢を考えている保護者のお子様、不登校の児童・生徒が通うオンラインのオルタナティブ・スクールだ。

aini school 小・中等部は2023年2月のプレオープンを経て、2023年4月から正式開校し、保護者の満足度90%(2024年2月末時点。aini school保護者アンケート結果)と評価。

2023年の夏休みなどには、サマースクール (サマープログラム) ではアソビを極めたプロ (ainiホスト約1.6万人の中から選ばれた社会で活躍するアソビマイスター) が子どもたちの夏休みを1.5倍楽しくする体験授業や、全国の子どもたちが安心安全な空間で繋がり、クラブ活動や探究活動を通して友達になれるメタバース空間 (オンライン教室) を平日毎日提供した。

aini school小・中等部では4月の入学体験・入学説明を実施しています。詳しくは下記をご確認ください。
aini school 小・中等部 https://helloaini.com/entry/featuring/aini-freeschool/

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