ロボットの群れが、自動で種まき|新型『雷鳥1号』播種対応モデルを発表
2024/4/18
ワークロイドを続々投入し、省力化農業を実践
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新型 雷鳥1号(播種対応モデル)|自動播種ロボット【tmsuk】
ロボット技術を活用して省力化を追求する「WORKROID農業」プロジェクト2年目となる2024年は、「徹底した省力化の実現」をコンセプトとして、農業ワークロイドを順次開発・投入していく。また、収穫した米は米粉にして流通させることで、新たな需要創出と食料安全保障にも貢献し、持続可能な農業の実現を目指していく。
■新型『雷鳥1号』 (播種対応モデル)について
■WORKROID農業 概要
テムザックは、長年培ってきたロボット技術を活かし農業課題を解決するため、宮崎県延岡市および北浦農業公社との連携協定(2022年12月締結)に基づき、2023年春、農業経験のない人でも取り組める省力化農業 “WORKROID農業” として、米粉用米の水稲直播栽培を開始した。
初年度は、雑草防除ロボット『雷鳥1号』の開発・投入、ドローンによる播種作業の実施、水管理システムの運用などを実践、『雷鳥3号』による害獣追い払いの検証、『雷鳥2号』による収穫テストなど、農業ロボット「雷鳥シリーズ」を続々開発&投入し、米作りに関するあらゆる工程の省力化に取り組んだ。米作りにかけた労働時間は既存農業と比べ大幅に削減したにもかかわらず、無事稲穂が実り800kg弱(24aの圃場より)収穫することができた。
収穫した米は米粉化し、「雷粉」の名称で食品業者・飲食店へ提供。米粉ケーキ、米粉カレー、米粉ピザ等として製品化され、6次産業化の仕組みづくりにも取り組んでいる。