不二家が食品トレーサビリティシステム「Trace eye🄬 FOOD-Pro」を導入 菓子製造工場のDXにより、業務効率と品質の向上を実現
2024/5/30
株式会社サトーは、株式会社不二家の秦野工場において「Trace eye🄬 FOOD-Pro(トレースアイ フードプロ)」を導入した。株式会社不二家は、洋菓子の製造販売や製菓事業等を展開しており、国内に9カ所(菓子工場3工場、洋菓子工場6工場)の工場を運営している。秦野工場は、主にクッキーとキャンディを製造している工場だ。
■導入の背景
人が中心であった菓子製造過程における原料管理をデジタル化し、より正確かつ業務効率化を目的として、サトーの「Trace eye🄬 FOOD-Pro(トレースアイ フードプロ)」が導入された。食品製造における安全強化と、従業員の業務軽減および労働安全の向上も実現している。
■「Trace eye🄬 FOOD-Pro」導入による業務変化と効果
原料管理にQRコードを使用することで、ハンディターミナルでのスキャン一つで記録から管理まで実現している。原料は使用前にスキャンを行い、誤りがある際はシステム画面上にエラー表示がされるため誰もが一目で異変を把握できる。システムに沿った作業により、100%に近いリスク回避も可能となっている。
●原料の使用期限を自動計算
システムにより原料の使用期限が自動計算される。そのため、人的ミスの発生リスクが減少し、従業員の業務負担軽減にも寄与している。
●クラウド上でのトレースが可能
クラウドシステム上に使用原料や作業履歴がデータとして蓄積される。万が一のときには、迅速な履歴確認が可能となり、原因究明や改善策への寄与が期待できる。
●年間で棚卸し時間が約25%削減、ペーパーレス化で紙使用量は約75%削減
毎月実施する原料棚卸しでは、紙帳票による管理からQRコードを付与したラベルに置き換わったことで、作業が手書きからスキャン作業に変化。100種類にも及ぶ原料棚卸しにおいて、大幅な時間短縮につながっている。加えて、システム導入によるペーパーレス化に伴い、紙使用量は約75%削減に至っている。
■食品トレーサビリティシステム「Trace eye🄬 FOOD-Pro」とは
サービスページ:https://www.sato.co.jp/market/food/trace_eye_food-pro/
2024年6月4日(火)~7日(金)に開催される「FOOMA JAPAN2024」(主催:一般社団法人 日本食品機械工業会、会場:東京ビッグサイト)にも出展予定だ。
*QRコードはデンソーウェーブの登録商標だ。
*その他記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標だ。