ヤマハがコロンビアの公立初等学校23校で、リコーダーを活用した音楽教育の試験導入を開始。IGSの非認知能力可視化ツール「Ai GROW」で教育効果を検証

Institution for a Global Society 株式会社の提供する非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」は、ヤマハ株式会社がコロンビア共和国の公立初等学校23校で実施するリコーダーを活用した日本型音楽教育のパイロット授業の教育効果を検証するために、この度、現地での「Ai GROW」の受検を開始した。ヤマハによるリコーダーを使った日本型音楽教育が、コロンビアの児童のどのような「非認知能力」を育むのかを明らかにするため、授業期間(2024年5月~11月)の事前・事後でIGSの「Ai GROW」で測定を実施し、その教育効果を検証する。

■概要及び「Ai GROW」導入背景

ヤマハが2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、音楽・楽器演奏の楽しさを伝えるため、公教育における音楽と楽器を使った活動の普及を目指したプロジェクトである。これまでに7か国で累計302万人(2024年3月末)の子どもたちに音楽・楽器演奏を楽しむ機会を提供してきた。このたび試験導入を開始するコロンビアは、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、ブラジル、アラブ首長国連邦、エジプトに続き8か国目の展開国となる。
コロンビアにおける活動は、文部科学省による「令和5年度第2回日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択されており、在コロンビア日本国大使館・現地地方教育局などの関係機関と成果や課題について検証・共有しながら日本型教育の展開を進めていく。
これらの活動に貢献するため、IGSは児童・生徒向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を提供し、その教育効果を検証することで、日本型音楽教育の有効性の検証、エビデンスの収集、そしてコロンビアの公立初等学校における教育の質の向上に寄与する。

■グローバルサウスの教育機会・質の向上へ

IGSは、事業戦略として、国内事業に加え、グローバルサウスへ質の高い教育機会を提供することを目指している。ヤマハのコロンビアにおける「スクールプロジェクト」での採用を皮切りに、海外現地における「Ai GROW」導入から効果検証までの知見やネットワークを培い、今後のサービス開発やグローバルサウスでの展開に活かしていく。

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