【全国の大学教員427名に聞く、ChatGPT利用実態調査】業務活用率は3割、一方で導入を希望 “しない”層が5割も存在

〜 生成される情報の正確性やセキュリティ課題などから、慎重に検討を重ねているフェーズであることが明らかに 〜

マンガ形式のDX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITE株式会社は、全国の国公立および私立大学教員427名に対して「ChatGPT利用実態調査」を実施、そのレポートを公開した。

■ 調査概要

1 大学教員のChatGPT認知率は96.0%。深い認知は約4割。
2 大学での業務活用率は「32.7%」、まったく活用していないのは「35.4%」。
3 用途の1位は「情報収集」。ついで「翻訳」、「文書の要約・生成」。
4 「活用していない/禁止されている理由」として、「アウトプットされる情報が正確ではない」が最も多く48.0%。
5 今後の大学での導入を希望する人は「35.3%」。望まない人は「52.9%」と否定派が多い。

■ 1. 大学教員のChatGPT認知率は96.0%。深い認知は約4割。

出典元:プレスリリース
ChatGPTの認知状況については「聞いたことはあるが、内容については理解していない」「聞いたことがあり、内容についてやや理解している 」「聞いたことがあり、内容について理解している」の合計が96%に達し、認知率そのものは高いことがわかった。「聞いたことがあり、内容について理解している」という深い認知は4割存在する結果となった。

■ 2. 大学での業務活用率は「32.7%」、まったく活用していないのは「35.4%」。

出典元:プレスリリース
大学での業務活用率は「32.7%」(とても活用している、やや活用しているの合計)に対し、まったく活用していないのは「35.4%」とほぼ同数であった。利用禁止されているのはわずか「1.7%」であるが、「わからない」/「答えられない」が30%程度存在している。

■ 3. 用途の1位は「情報収集」。ついで「翻訳」、「文書の要約・生成」。4割程度が「アイデアの生成」で活用。

出典元:プレスリリース
ChatGPTを業務で活用している人に用途を尋ねたところ、1位は「情報収集」(56.0%)で、ついで「翻訳」(53.7%)、「文書の要約・生成」(50.7%)が続いた。4割程度が「アイデアの生成」で活用していることがわかった。一方、教員のコア業務である「問題・教材の作成」に活用している割合は26.9%にとどまった。

■ 4. 「活用してない/禁止されている理由」としては、「アウトプットされる情報が正確ではない」からが最も多く48.0%。

出典元:プレスリリース
ChatGPTを活用していない/禁止されていると回答した方に理由を尋ねた結果、「アウトプットされる情報が正確ではない」が最も多く48.0%。次いで「利用ルール・ガイドラインが整備されていない」が39.5%。活用方法がわからない人は約2割、機密情報の漏洩リスクを懸念する人は16.7%。主に安全面に配慮し活用がスタートしていない状況がうかがえる。

■ 5. 今後の大学での導入を希望する人は「35.3%」。望んでない人は「52.9%」と否定派の方が多い。

出典元:プレスリリース
今後大学での導入を希望する人が「35.3%」いる一方、望まない人は「52.9%」と否定派が多い結果となった。

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