スキルアップ研究所、「フリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査」の結果を発表
2024/7/22
株式会社 学研ホールディングスのグループ会社、株式会社ベンドは、運営する「スキルアップ研究所」にて、「フリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査」を行い、以下に結果を報告する。
Contents
■調査結果概要
・フリーランスになった理由はライフステージの変化や家族の事情
・生活水準が「変わらない」「悪化した」が過半数
・収入の多様化や貯金で不安定な収入へのリスク対策を講じている
◼️調査背景
フリーランスの働き方や年収など、生活面の実態を解明すべく、スキルアップ研究所はフリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査を行った。
◼️調査結果
男性は9割、女性は8割がフリーランス転身前に会社員経験
フリーランスになる以前に会社員であったかどうか尋ねると、男性の場合は約9割、女性は8割の人が会社員を経験していた。
実績を積んでからフリーランスになると、経験のない人よりも高収入の案件を獲得しやすくなるなどのメリットがあるため、このような結果になったと考えられる。
フリーランスになった理由はライフステージの変化や家族の事情
このような結果となった原因として、結婚や子育てなどのライフイベントにより、働き方がある程度縛られるサラリーマンとして働くことが難しくなったことが考えられる。
もともと会社員でなかった人も「ライフステージの変化や家族の事情」が28.2%と、もっとも回答数が多い結果であった。会社員でなかった回答者の女性比率が多かったことを考慮すると、結婚や子育てなどのライフイベントが結果に影響していると考えられる。
生活水準が「変わらない」「悪化した」が過半数
フリーランスになってから生活に変化が感じられない人や、悪くなったと感じている人が全体の過半数を占める。
柔軟性のある働き方ができる一方で、収入増加による生活水準の向上にはハードルがあるようだ。
◼️課題と展望
しかし、生活水準が向上した人は決して多くはなかった。フリーランスへの転身を考える際は、転身することで何を得たいのかを明確にし、収入の安定を図る工夫は必須である。
今後、フリーランスという働き方が自己のスキルの発揮とワークライフバランスの実現を図る有効な手段となるよう、支援の加速や制度の構築が求められる。
◼️調査概要
項目 | 詳細 |
調査名 | フリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査 |
対象者 | フリーランスとして働いている方 |
対象地域 | 全国 |
調査方法 | アンケート調査 |
調査期間 | 2024年5月16日〜2024年5月23日 |
回答数 | 200 |
◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」
実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説している。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していく。
キャリア情報や有益な学習法を紹介するページでは、実際にキャリアアップ・スキルアップを目指すにあたって参考となるような情報をお届けしている。
「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい記事となっている。
スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/