話し方解析アプリ「steach®」法人向けサービスを開始

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、当社の子会社である、株式会社エフィシエントと共同開発した、AIによる話し方解析アプリ「steach®(ヨミ:スティーチ)」の機能をバージョンアップし、企業の人材育成に活用するサービスを開始した。

■ AIによる話し方解析アプリ「steach®」法人向けサービスについて

「steach®」は、ユーザーの音声と動画をAIが解析し、声の大きさ、伝わりやすさ、話すスピード、自信、ボディーランゲージ、笑顔という6つの指標で評価する話し方解析アプリである。2022年5月にまずは面接練習アプリとしてリリース。就職・転職活動中に気軽に面接練習を行えることから、学生や社会人を中心にアプリダウンロードは3万を超え(※1)、22万回以上(※1)の練習が行われている。
(※1) 2024年6月15日時点

▼面接練習アプリ「steach®」紹介ページ:
https://jaic-steach.jp
今回、提供を開始した「steach®」法人向けサービスでは、個人向けでは面接練習に特化している「steach®」の設問をカスタマイズし、法人の人材育成アプリとして活用できる。たとえば、以下のような状況に対応した独自の設問を設定できる。

・商談で会社&事業紹介を3分以内に行う練習
・接客時のサービス紹介練習
・電話アポイントメントのトーク練習
・「●●●」という質問への対応トーク練習
・新入社員用のビジネスコミュニケーション練習
・プレゼンテーション練習 など

商談、接客、電話アポイントメントなどの対人コミュニケーションは、練習とフィードバックを繰り返すことでスキルアップする。しかし、先輩や人事担当者等が1対1のロールプレイングを実施するのは、対象人数が増えると多大な工数がかかる。加えて、練習相手によってフィードバックの質が変わるため、ロールプレイングの量と質を確保するのが難しい、という企業が多い。

この点、話し方解析アプリ「steach®」を使うことで、ロールプレイング相手役の確保、スケジューリング、フィードバックの質等の問題を解消できる。企業側で対象者や状況に合わせてカスタマイズした設問に対してユーザーが回答すれば、その動画をAIが解析して定量的な評価や合格水準との差を提供できる。これにより、ユーザーは自分のパフォーマンスを客観的に知ることができる。さらに企業の管理者はユーザーの練習動画を確認できるので、たとえば一定の基準を満たしたあとの、最終の練習セッションのみをチェックする、といったことも可能である。これにより、上司や人事担当者等の管理者は効率的にフィードバックを行い、時間と労力を大きく節約できる。

「steach®」は上述の通り、面接練習アプリとして一般ユーザーにリリースして以来、22万件以上の対話データを蓄積してきた。「steach®」のコア技術となる話し方解析AIは、面接練習以外にも使えるものであり、ジェイックは昨年12月、株式会社ユーキャンが開講した、ユーキャンの「話し方講座」において、「steach®」の技術を活かした話し方トレーニングアプリ「Speech Trainer」の開発に協力した(※2)。話し方トレーニングアプリ「Speech Trainer」は、「steach®」の技術を活かし、講座のテキストや動画で学んだことをアウトプットできるアプリである。テキストに沿った練習テーマをセレクトし、自身が話す様子を録音・撮影すると、その結果をAIが解析してアドバイスする。「steach®」同様、AIが即座に解析・アドバイスを行うことで、受講者は自身の得意・不得意を把握でき、日常生活に効果的に役立てることができる。また、録音・撮影した動画はアプリを通じて2回まで講師に送信でき、声の聞き取りやすさ、印象、話の構成などについてのパーソナル指導を受けることもできる。

(※2)ジェイック ユーキャン「話し方講座」の開発・監修を受託 -話し方トレーニングアプリ「Speech Trainer」にも開発協力>
https://www.jaic-g.com/news/pressrelease/news-2607/

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