医師の約7割が「働き方改革による労働時間短縮を実感せず」、AIは7割・生成AIは5割以上と活用への期待が高まる
2024/8/30
Ubie株式会社は、2024年4月に施行された「医師の働き方改革」から約半年が経過したことを受け、全国の病院勤務医師を対象に「医師の働き方改革に関する意識調査」を実施した。調査の結果、約7割の医師が労働時間短縮を実感していないことが浮き彫りとなり、医師の働き方改革が進行していない実態が判明した。
Contents
- ■調査結果概要
- ■医師の働き方改革に関する意識調査
- 約7割の医師が、「医師の働き方改革で労働時間が短縮されていない」と回答
- 医師の労働時間が短縮されない理由の半数は「実施された対策が不十分で効果が見られない」
- 労働時間短縮に効果が大きいという意見が最も多かったのは、「医師事務作業補助者へのタスク・シフト/シェア」の18.5%
- 「職場でDXを十分に実現できていない」と感じる医師が約半数
- 病院で最も多く導入されているDXは「医療情報連携システム」の約4割、それ以外はいずれも2割以下にとどまる
- 医師の7割が「AI技術が医師の働き方改革に効果がある・効果を見込める」と回答、期待するのは書類作成業務
- 職場での生成AI活用に興味がある医師も5割以上
■調査結果概要
・「労働時間の短縮で効果が大きいと感じた施策」は「タスク・シフト/シェア」が上位を占めるが、効果が大きいと回答した割合は最大でも18.4%にとどまる
・労働時間が短縮されない理由として「実施された対策が不十分で効果が見られない」が52%
・職場でのDX推進について「全くできていない」「あまりできていない」が51.4%である一方、「かなりできている」「非常にできている」はわずか2.6%
・医師のためのDXで最も導入されているのは医療情報連携システムの38.6%、それ以外のDXツールの導入は20%未満にとどまる
・71%の医師が「AI技術が医師の働き方改革に効果がある/効果が見込める」と回答
・業務で生成AIを「活用する予定がある」「活用する予定はないが興味がある」が5割以上にのぼる
調査期間:2024年8月9日~2024年8月22日
調査対象:病床20以上の病院に勤務する医師
調査方法:インターネット調査
有効回答数:272名
■医師の働き方改革に関する意識調査
約7割の医師が、「医師の働き方改革で労働時間が短縮されていない」と回答
医師の労働時間が短縮されない理由の半数は「実施された対策が不十分で効果が見られない」
労働時間短縮に効果が大きいという意見が最も多かったのは、「医師事務作業補助者へのタスク・シフト/シェア」の18.5%
「職場でDXを十分に実現できていない」と感じる医師が約半数
*厚生労働省 医療DXについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/iryoudx.html