岩手県避難所運営デジタル化実証実験において、LINEとマイナンバーカードを活用した避難所運営を実施。防災アプリ開発やカードリーダー不要で、避難所受付や避難所外避難者の位置把握、MAP上での確認が可能に
2024/9/9
株式会社Bot Expressは、岩手県が実施する「令和6年度岩手県避難所運営デジタル化実証実験」において、岩手県LINE公式アカウントとマイナンバーカードを活用した避難所運営を実施する。
実証実験では、「紙受付とデジタル受付等の事務処理に要する時間を計測、事務負担の軽減効果の検証」と「避難所外避難者の把握、避難者情報のデータ化による必要な支援の実施に係る手法の検証」を行う。
<実証実験について>
名称:令和6年度岩手県避難所運営デジタル化実証実験
実施日・場所:2024年9月18日(水)久慈市、11月10日(日)遠野市
実施者:岩手県 復興防災部 復興危機管理室
技術支援:株式会社Bot Express
■岩手県LINEを活用した避難所運営デジタル化、4つの特徴
- 住民は、マイナンバーカードでの認証または入力方式で事前登録。
- 避難所では、住民情報が登録されたQRコードを読み取るだけで受付完了。
- マイナンバーカードを読み取る機械(カードリーダー)を避難所に設置することなく、チェックインが可能。
2. 避難所外避難住民・支援ニーズの把握
- 在宅や車避難など避難所外に避難している住民は、スマートフォンの位置情報を活用し、LINEから「避難場所」を報告可能。
- 避難所に避難している方、車の中で避難している方など、取得した情報からセグメントし、プッシュ配信で確実に届ける。
- 支援物資を配布する際は、「支援が必要だ」と回答した避難者に対してLINEでお知らせ。受け取り可否、受け取り方法の確認など、LINE上で双方向のコミュニケーションが可能。
3. 避難状況のリアルタイム確認
- 自治体は、避難所や避難所外の避難状況や人数を本部や県への報告不要。確認者はリアルタイムに人数等を把握。
- 避難所外避難者の場所などは、MAP上で確認。
- 特定の時間に自動ファイル作成、県災害対策本部へ自動メール配信も可能。
4. セグメント配信
- 職員に向けては、安否確認のメッセージ配信や、所属別に情報発信が可能。職員からの報告もLINEで受付し集約。
■機能詳細
■システムの仕組み
※セキュリティFAQ https://note.bot-express.com/n/ne05e2cbc12e9
■GovTech Expressで実装済みの防災機能
詳細:https://note.com/hashtag/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E5%B8%82%E5%BD%B9%E6%89%80_%E9%98%B2%E7%81%BD