平泉町立図書館で「ugo Pro」導入 - 蔵書点検の自動化で図書館DXを推進
2024/9/17
業務DXロボットの開発を手掛けるugo株式会社は、岩手県平泉町の「平泉町学習交流施設エピカ」内の図書館において、図書館蔵書管理システム『KoKoBo(ココボ)システム』が搭載された、「ugo Pro」が「べんけーくん」と命名され正式に採用された。
■採用の背景
■シダックス株式会社からのプレスリリース
https://www.shidax.co.jp/corporate/press-release/2024/0909/
■ugo Proの図書館内での業務内容
ugo Proは、図書館内を自律走行し、蔵書の背表紙をカメラでスキャンする。画像解析AIとクラウドシステムを活用し、蔵書データベースと照合することで、書籍の有無や位置を自動的に確認する。このプロセスにより、これまでスタッフ7人が通常10日間かけて行う4万2000冊の蔵書点検作業を、わずか2日で完了することが可能となった。
2. 棚卸し作業の効率化
手作業による蔵書管理では、各書籍をバーコードで読み取る必要があり、時間と労力がかかっていたが、ugo Proに搭載された画像解析AIは書籍の背表紙を迅速かつ正確に読み取ることができるため、新たに書籍にICタグを取り付けることなく、効率的に蔵書を管理することが可能となった。
3. 移動ルートの最適化
ugo Proは図書館内を自律的に移動し、狭い書架の間をスムーズに通行するよう設計されており、蔵書点検や棚卸し作業が迅速に行えるようになった。