AiHUBは、AiHUBが開発するバーチャルヒューマンフレームワークにNVIDIAの最新AIとアクセラレーテッド・コンピューティング・テクノロジーを活用することを発表した。これにより、パートナー企業、顧客や個人に対しより高品位かつ実用性の高いバーチャルヒューマン体験を提供する。
バーチャルヒューマンは従来、その開発に求められる複合的な高度技術により高コスト化や開発期間の長期化が課題となってきた。AiHUBはこの課題に対し、対話型エージェントとして必要なマルチモーダル、生成、タスク処理を行う各AI群と、キャラクターを含めたUIの包括的なビジュアライズシステムの各技術要素をモジュール化することで、高度な知識がなくとも様々な利用シーンで組み換えを行い、コスト対効果を実現できる統合開発環境としてバーチャルヒューマンフレームワークの開発を進めている。
NVIDIA NIMマイクロサービスおよびNVIDIA ACEでは、既に利用可能な様々な技術をクラウドネイティブなマイクロサービスとして提供しており、これらを活用することで各モジュールへの自社開発コストを抑えられるだけでなく、品質、ユーザー体験や機密性の向上、利用シーンの拡大など、バーチャルヒューマンのさらなる普及が期待される。
11月12-13日に開催される同イベントでは、本取り組みの一貫としてNVIDIA NIMマイクロサービスの一つとして提供されているNVIDIA Audio2Face-3Dを実装した「Sali」の対話デモを展示する。「Sali」との対話体験を通じて、Audio2Face-3Dにより発話時の音声と同期した豊かな口唇表現を提供する。
エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 ビジネスデベロップメントマネージャー 中根正雄氏は、AiHUBの技術やノウハウとNVIDIA NIMおよびACEを組み合わせることで、マルチモーダルなバーチャルヒューマンの活用が広まり、様々な社会課題の解決方法として提供されることに大いに期待を寄せている。