クラウドファンディングの基礎や商品とやり方を徹底解説
2021/2/8
クラウドファンディングをご存知でしょうか?資金を調達する方法の一つとして認知されていますが、実際にクラウドファンディングを行った事のある方や詳しい知識をお持ちの方は少ないかもしれません。今回はクラウドファンディングの基礎から種類、さらには具体的なサイトなどをご紹介していきます。
Contents
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングの基礎
クラウドファンディングの仕組み
・成功時実施型(All-or-Nothing)
・実施確約型(All-in)
成功時実施型(All-or-Nothing)は、目標資金を達成した場合に資金調達ができる方法です。目標を達成し、資金の調達に成功すれば、出資者にリターンを支払う義務が発生します。例えば、目標金額が100万円の場合、80万円しか集まらなければ資金調達をすることは出来ません。目標未達成の場合は、出資者側に返金されます。
実施確約型(All-in)は、目標金額に到達しなくても集まった分を資金調達することができる方法です。支援されば、出資者にリターンを支払う義務が生じます。また、集まった資金の金額にかかわらず、必ず事業を行わなければならないという義務も発生します。
成功時実施型(All-or-Nothing)や実施確約型(All-in)は、期間内であれば目標金額を超えた場合でも支援金を募集し続けることができます。(最終的に期間内で集まった資金に対して手数料がかかります。)
クラウドファンディングのメリット、デメリット
クラウドファンディングのメリット
・今までできなかった事業にチャレンジすることができる
・出資側にもリターンがある
クラウドファンディングでは、賛同してくれる人がいれば手軽に資金調達を行えるため、今まで資金調達が難しくなかなか行えなかった事業でも行うことができます。また、市場に出回る前にどのくらい賛同者がいるのかわかるため、テストマーケティングとしても利用することができます。
クラウドファンディングは、企画者や主催者だけが得をするわけではありません。事業が成功すれば、出資者はそのサービスを無償で利用できたり特別な待遇を受けたりすることができます。また、融資型クラウドファンディングの場合、金利を受け取ることも可能です。
クラウドファンディングのデメリット
・目標金額に達しなければ資金調達出来ない可能性がある
・事業が必ず成功するとは限らない
クラウドファンディングでは、一般的に「成功時実施型(All-or-Nothing)」のため、目標金額に達しなければ資金調達を出来ません。例えば、500万円を30日間とした場合、30日間で500万円集まらなければお金を受け取ることは出来ないのです。ただし、「実施確約型(All-in)」の場合は、期間内に資金が集まらなくても受け連れますが、必ず事業を行わなければならないという条件があります。
出資したからと言って、その事業が必ず成功するわけではありません。基本的に、出資者側への返金義務というのはないため、事業が失敗すれば出資者側はお金を失ってしまうリスクがあります。
クラウドファンディングの商品別の特色
・クラウドファンディングの購入型
・クラウドファンディングの寄付型
・クラウドファンディングの融資型
・クラウドファンディングの投資型
それぞれ詳しく紹介します。
クラウドファンディングの購入型
クラウドファンディングの寄付型
クラウドファンディングの融資型
クラウドファンディングの投資型
クラウドファンディングのやり方
・戦略立案からプロジェクト開始まで
・クラウドファンディングの決済方法
・クラウドファンディングのプラットフォーム別特色
・クラウドファンディングの投資家別利用方法
戦略立案からプロジェクト開始まで
手順①やりたいことを決める
手順②目標金額を決める
手順③どこのクラウドファンディングのサービスを利用するか決める
手順④プロジェクトを募集する文章を作る
手順⑤リターンの内容を決める
手順⑥募集をかける
手順⑦資金調達に成功すればプロジェクト開始
手順⑧プロジェクトが順調であればリターンを追加
手順⑨プロジェクト完了後はリターンを返す
手順⑩リターンを返し終われば完了
クラウドファンディングの決済方法
・クレジットカード
・コンビニ払い
・銀行振り込み
・キャリア決済
・PayPal
上記の決済方法は、CAMPFIREを参考としました。詳しい決済方法は、各プラットフォームで確認してください。
決済の流れとしては、以下になります。
手順①支援したいプロジェクトを探す
手順②「プロジェクトを支援する」か「このリターンを選択する」を選択
手順③上記で紹介したいずれかの決済方法で決済を行う
手順④必要情報を入力
手順⑤確認ボタンを選択
手順⑥決済ができれば完了
クラウドファンディングのプラットフォーム別特色
・CAMPFIRE(キャンプファイアー)
CAMPFIREは、これまでに4.3万件以上のプロジェクト立ち上がりや390万人以上の人たちから340億円以上の支援が生まれた国内最大級のプラットフォームです。(自社調べ)また、最も大きな特徴として、芸能人や有名人などが利用しております。例えば、ホリエモンこと堀江貴文氏やキングコングの西野亮廣など、最近ではユーチューバーのレペゼン地球(2020年11月現在)といった人たちが利用しております。このように、有名人や芸能人などが利用しているという点が、他のプラットフォームとは一味違うといえます。
・Makuake(マクアケ)
Makuakeは、サイバーエージェントのグループ会社である株式会社Makuakeが提供しているプラットフォームです。大企業のグループ会社ということもあり、一定の信用性があります。また、広告代理店であるサイバーエージェントのグループ会社ならではの、プロモーション力の強さも大きなメリットです。そのため、プロジェクトの情報を一気に発信することができるため、効率よく宣伝することも可能です。このようなことが出来るのも、サーバーエージェントという親会社の力があるからといえます。
・BOOSTAER(ブースター)
BOOSTAERは、株式会社パルコが運営するプラットフォームです。ショッピング系ビジネスを展開しているパルコのため、小売店や飲食店などが主に利用しております。また、現在では、コロナウイルスの関係もあり、マスクや除菌系のプロジェクトを積極的に展開しております。また、これまでEC事業に取り組んでいなかった小売店や飲食店などに、おすすめのプラットフォームといえます。
クラウドファンディングの投資家別利用法
・融資型
融資型は、上記でも紹介した通り、企業が個人から資金を集める方法です。大きな特徴としては、融資ということもあり、企業によっても異なりますが毎月一定の金利をもらうことができます。そのため、コツコツと安定した資産運用を行いたい投資家にはおすすめです。
・ファンド型
ファンド型は、個人が企業に投資をするのではなく、ファンドにお金を集約しそこから企業に投資をしていくものになります。大きな特徴としては、複数の企業に投資ができるということです。そのため、投資先が複数ある投資家にはおすすめといえます。ただし、プロジェクトが失敗すれば、元本割れを引き起こすリスクもあるため投資先選びのスキルも必要となります。
・株式型
株式型は、企業の株を購入し株主となり、配当金をもらう投資方法です。一般的に、未上場企業に投資を行うため、成功すれば大きなリターンを狙うことができます。ただし、失敗すればリターンを得ることができない、ハイリスクハイリターンの投資方法となります。資金管理をしっかりと行える、上級者向けといえます。