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HR領域出身起業家の共通項は、脱・採用サービス!?「キャリアSNS『YOUTRUST』×コラボレーションSNS『Spready』対談(前編)」

SNSの普及は人と人との関係性を一変させただけではなく、人と企業の関係性にも大きな変化を及ぼしつつあります。国内でそうした流れを牽引してきたのが、キャリアSNS「YOUTRUST」とコラボレーションSNS「Spready」です。今回、それぞれのサービスを提供する岩崎 由夏氏(株式会社YOUTRUST 代表取締役CEO)と佐古 雅亮氏(Spready株式会社 代表取締役)による、異例のトップ対談が実現。前編では、お二人が起業を志した背景から、それぞれのサービスの違いと共通点、事業戦略の組み立て方に迫ります。

ざっくりまとめ

- 両代表がHR領域で感じてきた、既存の転職市場への違和感が起業のきっかけに。

- 「リアルの延長」ではない交流の輪を広げるために、それぞれ「友だちの友だち」という距離感を重視。

- 「副業」「新規事業開発」にフォーカスするのは、それぞれの強みを活かした結果。ただし、そこが事業のゴールではない。

根っこにあるのは、既存の転職市場への違和感

——はじめにお二人が起業を志した背景を教えてください。

岩崎:私はもともと人事をやっていて、前職のDeNAでは中途採用を担当していました。そのとき感じていたのは、既存の転職市場が抱える“ゆがみ”です。例えば、転職の際、多くの人は転職エージェントを利用しますが、彼らは自身に高い報酬を支払ってくれる企業へと、求職者を誘導しがちな傾向があります。構造的な問題ではあるのでエージェントビジネスを批判する気は一切ないのですが、そういった転職市場の在り方に、私はずっと違和感がありました。
どうすれば求職者様にとってフェアな環境をつくれるのかを考えていたのですが、あるとき「これはもう、既存のエージェントより強い新たなチャネルをつくるしかない」と、自分の中で結論が出て。そこからYOUTRUSTの立ち上げに向けて動き始めた感じです。​

佐古:転職市場って、ステークホルダーの利害関係がものすごく複雑に絡み合っているから、外部の人にはその実情がなかなか理解できないですよね。そういう僕も、かつてはインテンリジェンス(現:パーソルキャリア)という会社でエージェントとして働いていて。実はDeNAさんも担当していました。

岩崎:あっ……!「インテリジェンスのサコさん」って、佐古さんだったんですか!? 部署内でお名前はよく伺っていたのですが、それがまさか佐古さんだったとは……!めちゃくちゃびっくりしました。その節は、大変お世話になりまして(笑)。

佐古:いえいえ、こちらこそです(笑)。ともあれ、そんな感じで既存のHR領域でのキャリアを歩んできたのですが、2015年頃からは新規事業の立ち上げを担当することになりました。そこでいろいろな事業のアイデアを練っている中で思いついたのが「ソーシャルキャピタル※を可視化する」というコンセプトです。ただ、このアイデアはマネタイズに時間がかかるため、大企業の新規事業ではとても扱えません。それなら自分で起業するしかない、とSpreadyを立ち上げました。

※社会関係資本。社会・地域などのコミュニティにおける、人々の信頼関係や結びつきを示す概念のこと。

岩崎:今、佐古さんのキャリアを伺って、すごくお聞きしたいことがあるのですが。Spreadyさんって、直接的な採用支援や転職支援はされていませんよね。佐古さんが得意とする領域だと思うのですが、そこに参入しないのは何か理由があるのですか?

佐古:そこには手を出さないと決めていて。それはやっぱり僕も、HR領域にいた頃に感じていた違和感が起業のモチベーションになっているからだと思います。例えば、DeNAさんのような大企業の場合、新しく採用した人って、社内の誰かと最初からつながっているケースがほとんどなんですよね。顔見知りではなくても、それこそFacebookで「共通の友人」がいる、とか。これは有名な話ですが「知り合いを六人たどれば世界中の誰とでもつながれる」といっても過言ではないわけです。なら国内に限れば「友だちの友だち」でたいていの人とつながれてしまうはずです。なのに企業はわざわざメディアやエージェントに高い費用を支払って、人材を募っている。「友だちの友だち」くらいの距離感の人を探すために、です。これはやっぱりちょっとおかしいなと。もっといい、人と人との出会いの形があるはずだし、僕たちならそれをつくれると思った。だから既存の採用支援や転職支援事業には参入せず、あくまでも人と人、人と組織の新たなつながりをつくる事業に注力しています。

「リアルの延長」に留まらない、新たな出会いを生むSNSを

——それぞれ個性的なSNSサービスを展開されていますが、参考にした既存SNSはありますか?

岩崎:あえて挙げるならLinkedInさんかなと思います。最近は、「和製LinkedIn」とおっしゃっていただくことも増えてきました。あとはmixiさんもイメージが近くて、「ビジネスパーソン版mixi」と呼ばれたりもします。
それらを参考にしながら私たちが目指すのは「インターネット上のキャリア人格の居場所となるSNS」です。これまでの日本のネット空間には、そういったSNSがありませんでした。LinkedInは外資系にお勤めの方以外はまだ馴染みがないと思いますし、Facebookは「結婚しました」「転職しました」といったライフイベントの報告の場になっていて、仕事用として使っている人は少数派です。Twitterは匿名性が高すぎて、本音をさらけ出す場としては、ちょっと怖い場になりつつある。つまり、インターネット上でキャリアについてきちんと胸を張って語れる場がなかったんです。YOUTRUSTはそのポジションを狙っています。キャリアの刺激になるような情報や気づきが投稿としてタイムラインに流れてくるので、今すぐの転職や副業を考えていない人でも、ながら見して楽しんでもらえるSNSになってきました。

佐古:僕たちはベンチマークにしたSNSがないのですが、問題意識はYOUTRUSTさんに似ている気がします。日本のSNSが「近況報告の場」になりがちなのは、それがリアルの延長に過ぎないから。ほとんどの人は、リアルの知り合いとコミュニケーションを取っているだけなんですよね。こういう文化背景がある限りは、LinkedInが日本で普及しても、ネットワークを広げる場になるとは考えにくい。
そこでSpreadyが採用しているのが、人を探している法人と、該当する個人を、スプレッダーと呼ばれる個人ユーザーがつなぐ仲人モデルです。例えば、新規事業開発のためのインタビュイーを探している法人に、スプレッダーが「僕の友人にこんな人がいますよ!」とつなぐイメージです。このモデルによって、リアルではつながらなかったネットワークをつなげていこう、というのが僕たちの狙いです。YOUTRUSTさんが「友だちの友だち」という概念を採用しているのも、同じような狙いからではないですか?

岩崎:そうですね。私たちの場合は、誰かが募集をかけると、それが「友だちの友だち」までタイムライン上の投稿として見られる仕様です。Spreadyさんのようなモデルを検討したこともあるのですが、私の実体験として「誰かいい人を紹介してよ」と言われると、どうしても身構えてしまうんですよ。「この二人って、相性はどうなんだろう」と、勝手にフィルタリングしてしまったり。けれどそれが原因で失われている出会いがあるかもしれず、ちょっともったいないじゃないですか。だからYOUTRUSTでは、「紹介」というプロセスをはさまず、出会いの数自体を増やすことに重点を置きました。もちろん、仲人モデルの方が、出会いの質は高まるのかもしれません。そこは一長一短といったところでしょうか。
ただSpreadyさんのモデルの場合、スプレッダーの方のモチベーションを維持するのが大変じゃないですか?

佐古:ご指摘の通り、そこはかなり試行錯誤しましたね。最初の仮説検証段階では、スプレッダーに金銭報酬をお渡しする形で事業検証をしていたんです。けれど実際に意向を伺ってみると、ほとんどの方は金銭報酬の受け取りを辞退されました。どうやら多くの人が「金銭報酬なんて受け取ったら、ソーシャルキャピタルが目減りしてしまう」と感じたようなんです。

岩崎:なんとなく気持ちが分かります。そもそも、人を紹介してお金をもらうのって、ちょっと申し訳なさがありますよね。

佐古:ただ善意ベースではモチベーションが続かないので、現在はスプレッダーの皆さんには、リワードという形で、暮らしを豊かにするような商品や体験をお返ししています。

私たちは「採用サービス」をつくりたいわけではない

——YOUTRUSTさんは副業に、Spreadyさんは新規事業開発に長けている印象があるのですが、そこには何か理由があるのでしょうか?

佐古:サービス開始当初は、そこまで的を絞っていなかったのですが、法人ユーザーにも個人ユーザーにも、結果的に最も喜んでもらえたのが新規事業開発だったという感じですね。仮説検証を通じてそれが分かったので、今はそこにフォーカスしています。

岩崎:実は私も起業する前後は、副業にはこだわっていなくて。周囲にも「新しい転職サービスをつくるんだ」と言っていました。けれどなぜか「副業人材を紹介してほしい」と声をかけてくれる人が多くて。当時は「転職言うてるやん!」と思っていたのですが、事業戦略を練っていくうちに、いきなり転職市場というレッドオーシャンに飛び込むよりも、まずは副業をとっかかりにしたほうが、勝算があるように思えてきたんです。結果的にその判断は正しかったと感じています。
けれど現在では、副業と転職とをほとんど区別していませんし、副業以外の事例も多くなってきました。またお伝えしたように、今すぐの転職や副業を考えていない人でも使う意味がある「キャリアSNS」になっているので、副業には全くこだわっていません。募集内訳を見ても、正社員募集の割合も増えてきましたね。そもそも副業と正社員という区分け自体が意味を持たなくなっている気がします。まずは副業で入って、そこから自然と正社員になるといったケースも多い。こうした傾向は、今後ますます強くなると思いますね。

佐古:なるほど。お話を伺っていると、僕たちの共通項って「採用サービスをつくる気がない」というところにあるのかもしれませんね。基本的につくりたいのはキャリアを豊かにするためのSNSで、副業や新規事業開発は、そのきっかけでしかない。

岩崎:そうですね。私たちも「キャリアの転換点になるようなきっかけをつくりたい」といった思いで事業を展開しています。終身雇用体制が崩れた今、これからは日本でも、常に誰もが自分のキャリアを考え続ける時代がくると思うんです。5年くらいで転職するのは当たり前。そうなると面白いキャリアオポチュニティが日常的に手に入るネットワークにつながっておくことが重要になりますよね。けれど日本にはそれがなかった。なら私たちがつくってしまおう、という感じです。

佐古:実際に、日本人が人生で経験する転職回数も増えてきていますからね。ユニークなキャリアオポチュニティを得たいというニーズは、確実に高まっていくと思います。
岩崎 由夏
株式会社YOUTRUST 代表取締役CEO

大阪大学理学部卒業後、2012年株式会社ディー・エヌ・エーに新卒入社し、2016年子会社ペロリに経営企画として出向。「信頼される人が報われる転職市場に」というミッションのもと、2017年株式会社YOUTRUSTを設立。2018年4月にリリースした、信頼でつながる 日本のキャリアSNS「YOUTRUST」は、友人や同僚と仕事の話を楽しみながら、新しいつながりやキャリアに役立つ情報・仕事と出会えるサービスで、累計ユーザー数は5万名を突破。プライベートでは1児の母。
佐古 雅亮
Spready株式会社 代表取締役

2008年、株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア)に新卒入社。人材紹介事業部にてキャリアコンサルタント、リクルーティングアドバイザーとして勤務。法人営業部隊のマネジメントを経験の後、スタートアップに対するHR関連のアドバイザリー等を行うスタートアップ支援事業を立ち上げ、事業責任者として当該部門を管掌。2018年5月、Spready株式会社を創業、代表取締役。慶應義塾大学文学部卒。

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