
AIが推計した観光地・繁華街の人の流れの調査結果が発表 新型コロナウイルスの影響で訪問者数の減少が鮮明に
2020/3/6
クロスロケーションズ株式会社は、自社開発する位置情報データ活用プラットフォーム「 Location AI Platform 」の特徴エリア別定点観測機能を使用し、新型コロナウイルスに関する人流変化のモニタリング調査を開始した。
■結果と考察
・銀座や新宿など外国人観光客も多く訪れる都心の繁華街では、昨年12月と比べ銀座では約25%、新宿歌舞伎町エリアでは、約20%減少。
・特に週末一日を通して、訪問数が少なく、外出を控える傾向が伺える。
・感染者が出ている北海道・札幌の観光地においても、昨年12月に比べ訪問者が約30%減。
・特にすすきのエリアの平日夜・週末夜の減少が目立ち、宴席自粛の影響が伺える。
・京都・大阪の観光地・繁華街では、12月と比べ、訪問者数が約25%減少。新型コロナウイルス感染拡大懸念の広がりによる人々の危機意識の高まりが見られる。
・外国人観光客に人気の京都伏見エリアでは、昨年と比べ40%減少している時間帯も見られた。
■調査データ
・飛行機の減便やバスツアーの中止などの影響が考えられる。1/28,29に厚生労働省が発表した武漢市からのツアー客を乗せたバス運転手とバスガイドの感染を発表、ヒトからヒトへの感染の懸念から、観光客の減少と週末の外出を控える動きが反映された。
・昨年同時期と比較した場合も、訪問数が約30%減少。
・特に土曜夕方の時間の訪問者が約40%減少。
・平日水曜・木曜の夕方の時間帯も訪問者数は約30%減少し、平日夜の宴席を控えている様子が伺える。ただし、金曜の夜に大きな変化はなかった。
・1/27からの中国政府による海外への団体旅行の禁止など、ホテルやツアーバスのキャンセルの影響が如実に出る結果となった。
・京都・大阪の観光地・繁華街では、12月と比べ、訪問者数が約25%減少、新型コロナウイルス感染拡大懸念の広がりによる人々の危機意識の高まりが見られる。
・外国人観光客にも人気の京都伏見エリアでは、昨年と比べ約40%減少している時間帯も見られた。