エステティシャンの研修もリモートで。4月1日入社のエステティシャン研修をオンラインで開始。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下J&J)の傘下であるシーズホールディングスのエステ事業部、クリニカルサロン シーズ・ラボでは、コロナウィルス感染拡大防止による自粛要請を受け、2020年4月1日入社のエステティシャン研修をオンラインで開始すると発表した。
■創業25年、初めての試み 「ピンチをチャンスに」
シーズ・ラボでは、従来の研修制度を大きく覆し、創業以来初のオンライン研修を実施する。通常は、皮膚学や美容機器取扱方法などの座学を対面で行い、実技研修では相モデルになって肌に触れ、顔の凹凸の感覚を指先で確かめながら実践を繰り返す。まさに“手取り足取り”の付きっきり状態だ。社員の理解度を顔色や手の動きから目視して教育しているトレーナーにとっても苦渋の決断ではあったが、新入社員の不安を取り除き、前向きな気持ちで研修に参加しピンチをチャンスに変えて欲しいという強い思いがあったという。
【通常の研修風景】
■具体的な研修プラン
・理論研修
・身だしなみ講習
・ウィッグを使用したフェイシャル実技
情勢を見極めながら新社会人のエステティシャンデビューをサポートするという。但し、全ての実技はオンライン上では難しいとのことだ。
■新入社員とトレーナーの声
「普通は見れるはずのない仲間の集中している顔が見ることができて自分も集中できたと思います」(新入社員)
「不安があったけど離れていても研修ができて便利だと思いました」(新入社員)
「安全性を強く感じた。睡魔に襲われている姿もなく、こちらもモチベーションが下がらなかったです」(トレーナー)