「人事・教育担当者948人」への調査 テレワーク導入で見えた課題1位は「コミュニケーション不足」、社員に求めるスキル1位は「コミュニケーション力」
2020/5/28
株式会社ラーニングエージェンシー(以下「LA」)は、企業の人事・教育担当者948人を対象に、新型コロナウイルスの感染拡大が企業の組織運営や人材育成に与える影響について調査を行い、その結果を公開した。
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■背景
このような中、新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴うテレワークの導入が、従業員や組織の成長にどのような影響を与えているのか、また、今後も継続的なテレワークの実施が推奨される中、どのような課題を克服する必要があるのか、5月12日から18日にかけて実施したアンケート調査をもとに考察した。
■72.1 %が新型コロナウイルス感染症対策として急遽テレワークを導入
■テレワーク中の課題:1位は「コミュニケーション不足」、2位は「職種間不平等」
一方、新型コロナウイルス対策としてテレワークを導入した企業では、「コミュニケーションの不足」を挙げる企業が74.9%と最多に。以下、「テレワークに不向きな職種・業務による不平等の発生(73.0%)」「残業の削減(48.8%)」「業務効率の悪化(44.8%)」「育児・介護との両立がしやすい(44.6%)」と続き、急遽テレワークを取り入れた企業ほど、マイナスの影響を挙げる企業が多い傾向にある。
■84.0%が新型コロナウイルスの感染拡大が「人材育成に影響している」と回答
■社員に求めるスキル:1位は「コミュニケーション力」、2位は「自己管理力」
ラーニングエージェンシー「新型コロナウイルス感染症の影響調査」
調査対象:人事・教育担当者
調査時期:2020年5月12日~2020年5月18日
調査方法:WEBでのアンケート調査
サンプル数:948名
属性:
(1)業種
1.IT・インターネット:25.2%(239名)
2.流通・小売・サービス:13.9% (132名)
3.製造:19.0%(180名)
4.金融:3.5%(33名)
5.商社:10.2%(97名)
6.マスコミ・広告:2.8%(27名)
7.建設・不動産:7.0%(66名)
8.医療・福祉:1.8%(17名)
9.インフラ:2.8% (27名)
10.教育:0.8%(8名)
11.その他:12.8%(122名)
(2)所属企業の従業員数規模
1.1名~50名:16.9%(160名)
2.51名~100名:22.9%(217名)
3.101名~300名:36.8%(349名)
4.301名~500名:8.0%(76名)
5.501名以上:15.4%(146名)