店舗や施設の待ち時間向けに「電子絵本読み放題サービス」がスタート 書籍や端末を他者と共用する衛生面での不安を解消へ
2020/6/30
凸版印刷株式会社は、2015年より雑誌やコミックなどをスマートフォンなどの情報通信端末で読むことができる法人向けコンテンツ配信事業を展開している。法人向けコンテンツ配信事業の新たなラインナップとして、電子絵本・児童書配信サービス「えほんほーだい」の提供を2020年6月より開始すると発表した。
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■開発の背景
従来、絵本・児童書は紙での需要が高く電子書籍化されているコンテンツが多くはなかったが、凸版印刷のグループ会社であるフレーベル館の協力のもと絵本・児童書50冊を配信する。また昨今、各領域で高まる衛生面のニーズに対しても個人が所有するスマートフォンなどから利用できるため、書籍や端末を他者と共用する衛生面での不安を解消したコンテンツの提供を実現するとのことだ。
■電子絵本・児童書配信サービス「えほんほーだい」の特長
Webブラウザで閲覧可能なため、専用アプリケーションをインストールする手間なく利用者自身のスマートフォンなどで手軽に利用ができる。また、同じ絵本・児童書を同時に複数人で閲覧でき、読みたい本を好きなだけ楽しむ機会を提供する。
・書籍管理の手間・コストや衛生面の懸念を軽減
電子書籍のため、導入店舗・施設は書籍の購入や設置スペースの確保・メンテナンスなどが不要、盗難や破損の心配もない。また、個人が所有するスマートフォンなどから利用ができるため、書籍を他者と共有することによって生じる衛生上の懸念も解消でき、安心して利用することができる。
・店舗や施設内の快適な滞在時間を提供
本サービスは店舗や施設内のWi-Fiが届く範囲での閲覧が可能だ。閲覧時間の制限もなく、店舗や施設に滞在する間は時間の許す限りコンテンツを閲覧することができる。そのため、店舗や施設内の空間価値向上や来店客への快適な待ち時間の演出に寄与する。