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AIが経理業務を行う「自動入金消込サービス」が提供開始 DXでニューノーマルの経理業務を効率化へ

Miletos株式会社は、AIによる自動入金消込「STREAM AI ARM(ストリーム エーアイ アーム)」の提供を2020年7月2日より正式に開始すると発表した。「STREAM」は、経理担当者が経験から判断していたような複雑な入金消込を、AIが正確かつ迅速に担う。数名~数十名の経理担当者が何日もかけて行っていた入金消込業務を、遅くともその日のうちに完了させることが可能となるという。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため在宅勤務の要請があったが、2・3月にテレワークを経験した上場企業などの経理・財務部門幹部の4割は、在宅勤務では業務が完結せず途中出社していたことが明らかになった(日本CFO協会調べ)。経理部の業務のうち、非常に属人性が高い入金消込をAIが担うことで、withコロナ時代における経理担当者の在宅勤務推進に寄与するとのことだ。

■「STREAM」を導入するメリット

・入金消込業務を効率化することにより、キャッシュフローが安定
「STREAM」は、数名~数十名の経理担当者が何日もかけて行っていた入金消込業務を、遅くともその日のうちに完了させることが可能。その結果、滞留債権を速やかに発見でき、当該月に資金回収できる確立を高め、キャッシュフローを安定させる。コロナ禍において手元資金を潤沢に保有しておくことは倒産リスクを下げることにも繋がる。また与信管理や請求条件の見直しなど、貸倒リスク軽減にも寄与する。

・経理部の働き方改革にダイレクトに寄与
入金消込業務は、決算と予算策定の都合上、月末月初に大量に発生するため、残業や休日出勤などで対応している担当者も少なくない。消込のコツが属人化しており、休みが取りにくいという現状もある。「経理部は業務の都合上、残業は仕方ない」と諦められてきた経理部だが、大きな工数を割いている入金消込業務をAIが担うことで、働き方改革を推進させることが可能になる。

・属人化している入金消込業務をAIが担うことで、在宅勤務を推進
扱う情報が繊細であり、さらには入金消込業務そのものが属人化されているため、コロナ禍においても経理担当者は出社せざるをえないのが現状だ。しかし、「STREAM」は、機械学習や統計を用いた徹底的な分析で、熟練した経理担当者に代わり、AIが迅速に入金消込を行う。AIという特性上、常に学び続けることが可能であり、一度憶えたことは正確に再現するため、入金消込の精度は高まり続けるという。属人化された業務を自動化することで、経理担当者の在宅勤務を支援する。

■入金消込とは

入金消込とは、売掛金や未収入金などの債権情報と、実際の銀行入金明細などを突合し、請求通りに入金されているかどうかを一件ずつ確認する業務。企業規模によっては、月に数万~数十万件の入金消込が必要であり、経理業務の中でも月末月初に集中しやすい煩雑な業務だ。しかし、銀行から提供される入金情報は、カナで記された名称と日付・金額のみだ。自社で登録している請求先の名称と異なる名称で振込されることがあったり、ひとつの請求に対して複数回に分けての入金があったり、請求金額と入金額のズレがあったりなど、突合作業は非情に複雑であり、往々にして属人化されている。
出典元:プレスリリース

■AIが複雑な入金消込を自動化

「STREAM」は、請求情報と入金情報のズレはもちろんのこと、既存の会計システムやRPAの自動消込では照合できなかった複雑なロジックの明細も、ファジーマッチングにより紐づけることが可能だという。

1.振込元名称が異なっていても学習し特定
2.銀行手数料のイレギュラー値は記憶
3.n:Nの照合も可能
4.端数ズレに関しては範囲を設定し、紐付けを提示
5.一部入金、計上/請求漏れの可能性を即座に通知

また、「STREAM」は請求データと入金データのみを必要とするSaaSだ。既存の基幹システム・会計システムなどを入れ替えることなく、簡単に利用できる。

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