JR東日本と東京海上日動、MaaS社会実装推進と新たな保険サービスの共同開発に向け業務提携
2020/7/16
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR 東日本)と東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)は、今後のMaaS(Mobility as a Service)の本格的な進展を見据え、安全・安心・快適なMaaS 社会実装推進と新たな保険サービスの共同開発に向けた業務提携契約を締結したと発表した。本提携に基づく協業の第1弾として、今冬「代替交通手段としての MaaS サービス提供」をテーマに掲げ、両社の協業による新たな保険サービス開発に向けた実証実験を実施する。
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■提携の背景
含めたひとつのサービスとして統合するMaaSが注目されている。JR東日本・東京海上日動は、ともにMaaS社会実装推進に向けた取り組みに力を入れてきた。今回、JR 東日本と東京海上日動はMaaS領域で協業し、安全・安心・快適なMaaS社会実装推進と新たな保険サービスの共同開発に向けて協力して取り組むことで合意したとのことだ。
■具体的な提携内容
(1) 双方が展開するサービスやネットワーク・データ等の連携によって、事故発生時等におけるシームレスなSuica連携・MaaSサービス提供を行う新たなサービス・保険商品の共同研究・開発
(2) JR 東日本が展開する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」をはじめとするMaaSサービスにおいて安全・安心を提供する保険サービスの共同研究・開発
■2020 年冬~実証実験(協業第1弾)の概要
現状の選択肢では、事故に遭った顧客の個別の事情等(例えば、怪我により自身で運転ができない等)にきめ細かく応えられないケースがあるという。本実証実験を通じ、このようなケースに対する新たな選択肢を増やすことで、ユーザビリティがどのように変化するかを検証する。将来的には、「事故発生時の代替交通手段」として、個別の事情等に応じて、Suica連携による公共交通機関の利用やMaaSサービスを通じた多様なモビリティサービスといった新たな選択肢も利用可能とすることで、より価値ある保険サービスの開発を目指すとのことだ。