ノバセルでは、2019年より開始したウェザーニューズが運営するスマートフォンアプリ「ウェザーニュース」のテレビCM放映のサポートを行なっており、その結果アプリのダウンロード数を1700万から2000万まで増加させることができたという。2020年6月から放映を開始した新CMでは、昨年の検証実績も踏まえた上で訴求内容を固め、検証する放映地域も絞った上で運用を行っている。クリエイティブ検証においては、企画が大きく分けて2つ、訴求軸が8つ、さらに放映時間別、地域別と検証したい項目を掛け算し、全121種類の放映パターンを制作している。これらを、天気や地域など、様々な条件に合わせて1週間単位で放映内容を変えることで、広告効果の最大化に取り組んでいるとのことだ。
過去、同社がデジタル広告を運用する中で、クリエイティブやその日の天気によって、獲得数に大きな差があったことから、テレビCMも天気予報と連動させて運用することで効果の最大化ができると考え、本取り組みを開始したという。今回、天気予報に基づいてクリエィティブの細かい差し替えを行い、放映効果をテレビCM効果測定ツール「ノバセルアナリティクス」でリアルタイムに効果測定を行なった結果、天気によるアプリのダウンロード数に大きく差が出ることが明らかになった。結果、高速でPDCAを回していくことでダウンロード数の更なる向上に寄与したとのことだ。
天気連動型テレビCMでは、ウェザーニューズが提供する高精度の気象予報データを元に、クリエィティブを選択し、天気に合わせた最適な放映を行うことが可能だ。クリエィティブの制作においては、企画を定量調査やWEB広告での検証を元に、効果の高い訴求軸を選定した上で、複数種の制作を行っていく。さらに、天気に合わせたクリエィティブの放映後に、「ノバセルアナリティクス」を活用し即時の効果測定を行うことで、効果検証を回しながら広告効果の最適化を実現する。天気によって変化する人の行動消費を、テレビCMによって更に後押ししすることで、企業の新たなマーケティング活動を支援する。