神戸市営地下鉄、混雑状況の緩和を図る「スマート音声案内システム」の実証実験を実施 AI搭載カメラと自動音声案内を活用

TOA株式会社は、神戸市が取り組む「Be Smart KOBE」 プロジェクトの一環で、AI搭載カメラで混雑状況を感知し、自動音声案内により混雑状況を緩和させる、Withコロナ社会を見据えた「スマート音声案内システム」の実証実験を神戸市営地下鉄三宮駅で実施すると発表した。

■実証実験について

(1)目的
ラッシュ時に駅ホーム階と改札口階を繋ぐエスカレーター付近が混雑する神戸市営地下鉄三宮駅では、コロナ禍を通じて、密集解消の必要性がより一層高まっている。今回の実証実験では、この混雑状況をAI搭載カメラが認識し、混雑時にのみ階段の利用を促す自動音声案内を流すことで、エスカレーター付近の混雑状況の緩和を図る。また、エスカレーターに近い車両内の混雑を緩和するため、空いている車両への誘導も音声案内システム上であわせて実施するとともに、AI搭載カメラを通じて各動線の人流データを取得・活用することで、地下鉄利用者の密集を回避する意識の醸成を促す。

(2)実施期間
①AI搭載カメラの設置・データ計測:令和2年8月7日(金)から令和3年3月26日(金)まで
②スマート音声案内システムの稼働:令和2年9月1日(火)から令和3年3月26日(金)まで

(3)実施場所
神戸市営地下鉄三宮駅

■システム図・使用する機器

(1)システム図
出典元:プレスリリース
(2)使用する主な機器
・ドーム型ネットワークカメラ(人数カウント機能搭載)
・IPスピーカー
・無線アクセスポイント

■Be Smart KOBEとは

世界が将来直面する人口減少や高齢化、エネルギー転換などの課題を、「先進」的な技術を活用しつつ、人間中心の目線で解決することを目指し、「Human×Smart」な都市づくりに取り組むプロジェクト。

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