ブロックチェーンを活用した外国人ITエンジニア採用サービスの実証実験が開始
2020/8/14
パーソルキャリア株式会社と日本電気株式会社(以下、NEC)は、Self-Sovereign Identity(自己主権型アイデンティティ)のコンセプトをベースにした、国をまたぐ新しいダイレクトリクルーティングサービスの実証実験をインドのITエンジニアと日本企業を対象に、2020年8月から開始すると発表した。
■実施背景
そのような中、転職希望者は職務経歴書や面接だけでは測れない経験、スキル、実績について、リモートやデジタル上でどのように証明し信頼を得るか、求人企業側は転職希望者の能力の見極めがより重要になっている。さらには転職希望者自らが自身の個人データを管理し、アクセスコントロールする必要も高まっており、データ利活用のあり方が問われている。今回の実証実験では、NECが独自に開発したブロックチェーン技術とAONT技術を用いたスマートフォンアプリを使用する。転職希望者は、自身のパーソナルデータなどの秘匿性の高い情報をセキュアかつ簡単に管理(追加・編集・削除)したり、アクセスコントロールをおこなってデータの開示可否を設定したり、情報の改ざんを防ぎ真正性を高く担保することが可能だ。
NEC
・転職希望者のレジュメ情報の登録・閲覧ができるプラットフォームとアプリケーションの開発
・ダイレクトリクルーティングサービスの提供・運営
パーソルキャリア
・ダイレクトリクルーティングサービスを行うために必要な情報とノウハウの提供
・求人企業の募集
<検証内容>
① 日本で就労希望があるインド在住のITエンジニアのニーズ調査
② 日本の求人企業の採用負担削減効果
③ プログラミングスキルチェックの妥当性
転職希望者が使用するスマートフォンアプリの画面イメージ