「デジタル広告の出稿量と広告想起率の関係性に関する分析結果」が発表
2020/8/20
ニールセン デジタル株式会社は、ニールセン デジタル広告視聴率(Nielsen Digital Ad Ratings) の計測実績データと広告想起率に関するアンケート調査結果をもとに、デジタル広告の出稿量(インプレッションやリーチなど)と広告想起率の関係性に関する分析結果を発表した。
まず、広告想起率と広告出稿量(インプレッション)の関係を性年代の視聴者属性別にみると、それぞれの対象者に対して同じ広告出稿量で配信した場合、全年代(18-64歳)における広告想起率よりもターゲットにおける広告想起率のほうが高くなっていた(図表1)。広告クリエイティブはターゲットに合わせた内容で作られることが多いため、よりターゲットの記憶に残りやすくなっていることが影響していると考えられる。
広告想起に関するアンケート調査について
広告想起率を求めるにあたり、2020年2月および3月にニールセン デジタル広告視聴率(Nielsen Digital Ad Ratings)により計測されていたキャンペーンのうち42件を対象とし、当該ブランドに関するデジタル上の広告を見たかどうかを把握する調査を行った。調査は2月28~29日と4月1日の2回に分けて実施し、2月と3月それぞれの期間に出稿されていた広告に対して1ヶ月以内に見たことがあるかどうかを日本全国の18~69歳の男女3,000名を対象に質問している。サンプル数は、各デバイスからのインターネット利用者の人口構成比によって割り当てられ、インターネットユーザーを代表するように割り付けられている。本調査において「見た」と「見たような気がする」と回答した人の割合を広告想起率としているとのことだ。