SDGsスポーツ「プロギング」、ポイ捨てデータを活用へ

株式会社Gabは、ゴミ拾いとジョギングを組み合わせたスポーツ「プロギング」普及を目指す「一般社団法人プロギングジャパン」と、ポイ捨てデータをイベント開催に活用することで環境美化推進とコミュニティ形成を加速させていくことで合意したと発表した。さらに「MyGOMI.×プロギングジャパン」として、東京都江東区の街の美化に貢献する団体を支援する「江東区アダプトプログラム」に採択され、8月30日の豊洲で実施する第一回プロギングイベントを皮切りにポイ捨て路上ゴミ抑制の実証実験を行うという。

■背景

現在、プラスチックゴミ問題は世界中で問題視されており、2050年には海洋プラスチックゴミの量が魚の量を超えると予測されている。その対策として各国でレジ袋の有料化・禁止やプラスチックストローの廃止が進められ、日本でも7月1日からレジ袋の有料化が義務付けられた。街中のポイ捨ても海洋プラスチックゴミの一因となっているため、今後は日々のゴミ拾い活動やイベントなどを通して、地球のためにポイ捨てを減らしていく必要があるという。そこで、誰でも楽しくポイ捨て問題の解決に貢献できるプロギングというスポーツがもっと身近な存在となり、その輪が広がることで海洋プラスチックの大きな削減につながると考え、マイゴミのデータとプロギングジャパンの取り組みと掛け合わせることでその流れを加速させるとのことだ。

■協業のメリット

出典元:プレスリリース
プロギングイベントを開催する際の最も大きな課題は、ポイ捨てが多い地域を見つけることだという。今までは、主にGoogleストリートビューを用いてポイ捨てが確認できる地域を探していたが、リアルタイムの様子が分からず、データの信憑性が問題となっていた。そこで、マイゴミに毎日集積されているデータを活用すれば、正確なデータを元にポイ捨てが多い地域を見つけることができるため、日本全国の各地域にてより効果的なプロギングイベントの開催が可能になるという。今回の協業によって、定期的なプロギングイベントの開催による地域の持続的な美化だけでなく、コミュニティ形成を通して参加者の心身の健康など幅広く地域に貢献するとのことだ。

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