小田急電鉄のMaaSアプリ、AIを活用した「周遊プランニング」を2020年内に導入へ

小田急電鉄株式会社と、株式会社ミックウェアは、2020年内を目途に、小田急電鉄が開発するMaaSアプリ「EMot」にて、人工知能技術(AI)を活用した新機能「周遊プランニング」の提供を開始すると発表した。

EMotは、日々の行動の利便性をより高め、新しい生活スタイルや観光の楽しみ方を提案するMaaSアプリで、現在は「複合経路検索」と「電子チケットの発行」の2つの機能を備えている。これに加え、新機能「周遊プランニング」により、特に観光地での新たな楽しみ方を提案できるアプリとしてさらなるアップデートを予定しているという。

新たに搭載する機能「周遊プランニング」は、ミックウェアが提供するおすすめスポット提案サービス「BeatMap」を、MaaSとの連携によって、さらに便利に、快適に利用できるようカスタマイズするもの。BeatMapが持つ「行きたいエリアに合わせて、SNSやWeb上の口コミ情報をAIで解析して、話題のお出かけスポットを提案する」機能をベースに、「観る・遊ぶ・味わう」等のテーマに分類した「写真」のなかから、より視覚的・直感的に「旅マエ(旅行前)」の計画を立てられることが特徴。また、「旅ナカ(旅行中)」においては、EMotが有する複合経路検索機能を掛け合わせることで、お出かけスポット間の最適な経路を同一アプリ内で検索できるようになる。さらに、チェックイン機能を活用することでアプリ内に周遊記録を残し、旅の思い出を振り返って楽しむこともできる。

本機能は、2020年内を目途に、小田急グループの主要な観光エリアのひとつである「江の島・鎌倉」エリアでのサービス開始を目指しているとのことだ。MaaSアプリ「EMot」の新機能「周遊プランニング」の概要は以下のとおり。

1 機能名称
周遊プランニング

2 サービス開始時期
2020年内

3 機能の概要
ミックウェアが提供する「BeatMap」をEMotのためにカスタマイズし、BeatMap」の基本機能を含む以下の機能を備える。まずは江の島・鎌倉エリアでのサービス開始を予定しているという。

【旅マエ】
(1)写真による話題のお出かけスポットの提案
・SNSやWeb上の口コミ情報をAIで解析し、巷で盛り上がるホットスポットをユーザーへ提案する。
・旬なスポットから定番の観光地まで、地域の魅力となるスポットの写真をAIでの解析により選定し、「観る・遊ぶ・味わう」等のカテゴリー別に表示。ユーザーは、それらの中から魅力に感じるものを直感で選択することで、そのスポットの最新情報を取得できる。
出典元:プレスリリース
(2)「周遊プラン」の提案
・写真から行きたいスポットを複数選ぶと、そのスポットを周る最適な「周遊プラン」(コース・経路・所要時間)を提案。この「周遊プラン」は保存可能で、結果に対し、スポットの追加・削除や並べ替えといった編集機能も備えており、お出かけ前の計画づくりに活用できる。
出典元:プレスリリース
【旅ナカ】
(1)「周遊プラン」をベースに旅の移動をサポート
・保存した「周遊プラン」をベースに、EMotの複合経路検索と連携して、二地点間の移動経路を検索できる。
・スポットの追加・削除も簡単に行えて、予定変更にも柔軟に対応できる。

(2)お出かけの記録を振り返る
・「周遊プラン」上のスポットを訪れるごとにチェックマークが付く機能を搭載しているため、お出かけを終えた後、実際に訪れたスポットを「旅の記録」として振り返ることができる。
・もう一つの「旅の記録」として、「周遊プラン」上のスポットの「投稿」ボタンをタップすると、ユーザー自身の体験をTwitterに投稿することができる。
出典元:プレスリリース

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