DataRobot、SBIホールディングスと戦略的資本業務提携に合意
2020/12/9
DataRobot, Inc.は、SBIホールディングス株式会社との間で、日本の金融事業者として初となる戦略的資本業務提携に合意し、SBIホールディングスおよびSBIホールディングスが資本業務提携する地方銀行におけるAIドリブン化をより強力に推進していくと発表した。
Contents
■本提携の背景と目的
SBIホールディングスでは、2012年8月にグループ横断的なプロジェクトとして、「ビッグデータ室(現 社長室ビッグデータ担当)」を設置し、グループビッグデータと外部データを組み合わせた「Biggerデータ」を用いたAIプロジェクトの企画・開発を推進してきた。2017年からは「DataRobot」を導入し、これまでに数十の高度なAIアプリケーションを開発、様々な領域で成果を上げてきた。また、全国各地の地域金融機関との提携を拡大し、地域金融機関の収益力強化とそれに伴う企業価値向上を図る取り組みにも注力しているという。
DataRobotでは、金融事業者がこれまでにない変革期に直面している昨今、日本の地方経済を支える地域銀行におけるAI利活用の推進は、喫緊の課題であり、地方創生にとって重要な枠割を担うと考えていた。こうした背景のもと、今回SBIホールディングスおよびSBIインベストメント株式会社が運営する「SBI 4+5 ファンド」からの出資を受け、戦略的資本業務提携の合意に至ったとのことだ。
今後は、DataRobotがグローバルで培ったノウハウを活かし、SBIホールディングスにおける全社的なAIドリブン化の実現を支援するとともに、SBIグループが資本業務提携する地方銀行におけるAI利活用とAIリテラシーの向上を支援するという。
■業務提携の内容
(2)DataRobotは、SBIグループが資本業務提携する地方銀行の収益力強化とそれに伴う企業価値向上の実現を目指し、AI人材の育成や事業におけるAIの導入・利活用といったAIサクセスの実現を支援する。
(3)SBIホールディングスの子会社が、DataRobotの販売パートナーとして日本国内における商品およびサービスの販売・提供を実施する。