デジタル時代に対応した新しい販促支援サービス「未来のチラシ」が開発

凸版印刷株式会社は、株式会社スコープと共に、商品をテーマごとに訴求する紙/Webチラシ製作サービス「ハッシュタグチラシ」、チラシの理解を促進する動画製作サービス「動画チラシ」、テーマに該当する月間特売商品を表示できる「パーソナルDBチラシ」からなるデジタル時代に対応した、新しい販促支援サービス「未来のチラシ」を開発したと発表した。なお、本格提供開始に先立ち、株式会社イトーヨーカ堂の協力により、2021年2月からイトーヨーカドー各店でトライアルを開始した。

■開発の概要

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、流通小売り各社では、これまでのように来店の集中を避けるために特売チラシによる集客ではなく、月間特売などのEDLP(Everyday Low Price: 商品を一定の期間同じ低価格で販売する価格戦略)施策を強化している。しかし、これまでのEDLP施策では、価格面を中心に選定された商品を店頭POPなどで表示しているだけで、なぜおすすめされているのか理由の訴求が少なく、他社との差別化ポイントを伝えることが出来ていない場合があったという。

これらの課題に対し凸版印刷とスコープとは、店頭に並んだ商品をさまざまな基準でグループ化/テーマ付けし、価格以外でも商品の魅力を認識してもらう「ハッシュタグチラシ」と、「ハッシュタグチラシ」の理解をサポートする「動画チラシ」、またグループ化された商品の一覧を確認できる「パーソナルDBチラシ」を開発。同時に、自動でタグ付けする機能を開始した。これにより、「コト消費」「トキ消費」を代表するハッシュタグを選定することにより、自分らしさを表現できる消費行動を実現するとともに、紙のチラシの接触率が低い若い世代にも商品の魅力を認識してもらうことが可能になったとのことだ。

■「未来のチラシ」の特長

・「ハッシュタグチラシ」
商品選定への想いをハッシュタグによりテーマ付けし、価格だけではない商品の魅力を認識させることが可能。(ハッシュタグ例:「#神ストック #リモート」、「#防災 #ながら備蓄」など)紙のチラシだけでなく、電子チラシの製作もできる。また、SNS等の他デジタルサービスと連携させることもできる。

・「動画チラシ」
凸版印刷が提供する動画製作サービス「movring(モブリン)」を活用することにより、チラシの動画化を安価、短納期で制作。ハッシュタグの切り口毎のショート動画で訴求力を向上させる。

・「パーソナルDBチラシ」
「ハッシュタグチラシ」から気になるテーマにアクセスし、テーマに該当する月間特売商品を表示できるデジタルチラシ。チラシ未掲載商品含め対象商品の一覧が確認可能で、データオリエンテッドなチラシを実現する。将来的には各社のEC機能と連携する基盤としても機能する。

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