360度パノラマVRで家具のコーディネートができる「家具シミュレーターサービス」が提供開始

株式会社スペースリーは、360度パノラマVR上に実際に販売されている家具のCGモデルをAIが間取りに合わせて自動で配置、また、オンライン上で誰でも自分の部屋の家具コーディネートが簡単にできる、家具シミューレーター「AI空間設計」β版の提供を開始したと発表した。

家具ブランドはカリモク、コクヨ、Francfranc、日本フクラなど約40社が参画し、スペースリーAI空間設計では実在する家具のCGモデルでのコーディネートが可能だ。家具データの一部はオープンリソース株式会社の運営するRoomCo AR、安心計画株式会社の運営するウォークインホーム roomからの提供を受けている。
出典元:プレスリリース

■スペースリーAI家具シミュレーター提供の背景

不動産・住宅業界における新型コロナウィルス問題対応のニューノーマルにおいて、集客力アップやリモートでの接客力アップのためのウェブコンテンツの品質向上へのニーズが高まってきた。スペースリーは以前から物件の360度パノラマVRにバーチャルな家具を配置するサービスを提供しているが、コロナ禍以降、不動産売買や高級賃貸分野を中心に事業者からのニーズが急増し、2021年1月には前年比約5倍となったという。また、物件選びをする消費者からは家の中の住みやすさがより重視されるようになった。2020年12月に同社が実施した消費者アンケート調査では、新型コロナ問題による変化として、インテリアなど家の中の住みやすさを重視するようになると22.5%の人たちが回答し、今後の新たな消費者ニーズが変化していく可能性が示されたという。このような事業者及び消費者のニーズの変化の背景と、同社Spacely LabでのAI研究開発の成功があり、どこでも誰でも簡単に家中生活のコーディネートが可能な360度パノラマVR上でのAI家具シミュレーターを提供することとなったとのことだ。

■スペースリーAI空間設計の概要

事業者が360度カメラで撮影した部屋のパノラマVR画像をスペースリーにアップロードし、シーンがまとまった内見用のパノラマVRコンテンツを制作できる。「AI空間設計」はそのVR空間上で、実際に販売されている家具などのCGモデルを自由に配置、シミュレーションできるオンラインのクラウドシステム。AI空間設計を利用することで、スペースリーのユーザー事業者が実在する家具で空室のバーチャルホームステージングができる。また、部屋探しの顧客とURLを共有したり、シミュレーター自体を自社ウェブサイトに掲載することが可能となり、顧客が入居希望の部屋のVR空間上で家具コーディネートのシミュレーションができる。また、手動でCG家具を配置するだけでなく、AIが間取りに合わせておすすめの家具を配置する自動バーチャルホームステージングも可能となる。
出典元:プレスリリース

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