画像解析AI技術を活用し将来の認知症予防アドバイスを提供する「脳ドック用プログラム」が提供開始
2021/4/13
株式会社フィリップス・ジャパンは、東北大学発のスタートアップ企業である株式会社CogSmartと共同で、すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指して事業提携を開始し、脳ドック用プログラム「BrainSuite(ブレーン スイート)」を販売すると発表した。
Contents
■BrainSuiteの概要
■BrainSuiteの特徴
1.高精度の脳MR画像解析AIプログラム「Hippodeep(ヒポディープ)」
Hippodeep(ヒポディープ)は、東北大学加齢医学研究所により開発されたAIによる脳MR画像解析プログラムであり、BrainSuiteに搭載されている。1分弱で海馬の体積や微細な萎縮程度を安定的かつ精度高く測定することにより、脳の健康状態や将来の認知症リスクを早期段階から鋭敏に評価することを可能としているという。
2.信頼のある認知機能・脳健康状態および将来の認知症リスクの分析
BrainSuiteでは、東北大学加齢医学研究所監修のもと、医学エビデンスおよび以下の脳MR画像データセットに基づいた分析を行うことで、海馬体積など測定結果の指標化を実現した。
・3,000人を超える20~80歳までの幅広い健常データ
・横断データ・縦断データ(同一被験者の約8年間の経年データ)の組み合わせ
・各種データは、脳形態に影響ある生活習慣情報と紐付け
これに加えて、FDA承認済みの認知機能テストCantabを併用しており、信頼のある分析を可能としているという。
3.脳の健康維持・改善方法や将来の認知症予防のためのアドバイスを自動提供
BrainSuiteでは、スクリーニング(認知機能・脳健康状態および将来の認知症リスクの分析)のみにとどまらず、オンライン問診の測定結果と医学エビデンスに基づき、個々人に適した将来の認知症予防のためのアドバイスを自動で提供する。