獣医療のDX化を促進し「待ち時間」や「通院負担」を軽減する「獣医師往診サービス」が提供開始

株式会社TYLは、2021年5月19日より獣医師往診の新サービス「anihoc(アニホック)」の提供を開始すると発表した。

■アフターコロナでライフスタイルが変容し、ペット関連市場が拡大

日本国内におけるペット関連市場は一貫して増加しており、2020年度は約1兆6,300億円となり、今後もその傾向は継続するものとみられている。アフターコロナでは、ペットの飼育数全体は減少傾向あるいは横ばい傾向にあるものの、新規飼育者によるペットの飼育頭数は2018年~2020年の推移をみると増加傾向にあり、コロナ禍が飼育数の増加につながったものと考えられるという。
出典元:プレスリリース
アフターコロナにより、ライフスタイル変容や生活環境の変化によってペット市場に変化が起こっている。具体的には、「人との関わり合いの希薄化」や「おうち時間の増加」といった生活様式が大きく変容した。さらに、ペット1頭にかける平均支出額の推移をみると、犬猫とも2019年に減少したものの、2020年には犬は338,561円、猫は164,835円といずれも過去最高額となるなど増加傾向にあるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■新サービス「アニホック」が解決する、コロナ禍でのペットとの生活

「アニホック」は、獣医療を自宅や専用の往診車内で提供できるサービス。本サービスにより、ペットと飼い主が生活している空間に近い環境で、予防はもちろん内科全般の獣医療の提供が可能になる。従来の動物病院のストレスとなる「待ち時間」や「通院負担」の軽減につながる。具体的には、動物病院の待合い室で長時間滞在しないこと、関東圏では電車移動を避けることによって、飼い主のコロナ禍での感染リスクの減少にもつながる。

■既存獣医療のDX化の促進にも。アニホックの利用方法と優位性について

専用のWEBフォームから予約することで、最短即日で往診サービスを利用できる体制を整えているという。動物病院では、平均60分の待ち時間が発生し、その間、ストレスを感じてしまうペットも少なくないが、本サービスでは、そういったストレスは最小限で獣医療を受けることができる。本サービスにより、既存獣医療のDX化を促進することが可能となる。往診サービスでは手術には対応できないが、日常多く起こる内科疾患には従来の動物病院と同等の質の高い治療を提供できる。費用に関しても、動物病院と同等の金額で治療を受けることができる。現在23区中心に一部埼玉南部、神奈川北部をサービスエリアに設定している。順調に推移すれば2年以内に一都三県にサービスエリア拡大。5年以内に全国大都市圏に拠点を持ち拡大させる計画とのことだ。
出典元:プレスリリース
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