AIを活用して6種類の似顔絵を生成する「AI似顔絵作成サービス」がリリース
2021/5/26
株式会社ラディウス・ファイブ(以下、RADIUS5)は、AIを用いて6種類の似顔絵を生成する新サービス「Portrait Drawer(ポートレイト ドロワー)」をリリースしたと発表した。
■開発の背景
■Portrait Drawer(ポートレイト ドロワー) 3つの特徴
Portrait Drawerでは、1回のAIの処理で6種類の似顔絵を生成する。顔を中心に512 × 512pxのサイズで正方形に切り抜いた似顔絵を5種類に加えて、おまけとして人物が全体的に写る領域で切り抜いた1種類の合計6種類の似顔絵を生成する。最初に2種類のAIで似顔絵を生成しつつ、後工程でトーンやカラー化などの画像処理を自動で実行して、6種類の似顔絵を生成しているという。
(2) 30秒で似顔絵を生成
一般的に、Portrait Drawerと同じように写真を元にしてイラストレーターが似顔絵を作成すると30分〜数時間程度の時間がかかる。Portrait Drawerでは、写真をドラッグ&ドロップして30秒程度待つだけで似顔絵に変換できる。似顔絵への変換が早いことはもちろんだが、デザイナーでない人でも簡単に似顔絵を作ることができるという。
(3) 圧倒的なコストパフォーマンス
似顔絵制作をアウトソースすると、一般的には手作業の場合は数日程度の納期と数千円以上の予算が必要だという。Portrait Drawerでは、月額無料のエントリープランの場合、480円で6種類の似顔絵を生成することができる。サブスクリプションに加入している場合は、10クレジットで利用することができ、ライトプランで実質240円、プロプランで実質99円、メガプランで実質80円で利用することができるので、アウトソースと比較すると圧倒的にコストパフォーマンスが高くなるとのことだ。
■Portrait Drawerの概要
Portrait Drawerは独自のAI技術(Deep Learning)を用いて開発したRADIUS5のオリジナルのAIサービス。写真と似顔絵の両方をデータとしてAIに与えることで、写真と似顔絵の対応関係を学習した。写真全体が持つ特徴と局所的な部分の特徴を混合して処理するように学習することで、個人の特徴を捉えつつ全体として完成度が高い似顔絵の生成ができるようになっているという。なお、本サービスは顔写真を似顔絵に変換するAIなので、顔が映っていない写真やイラストをアップロードしても適切な変換を行うことはできない。
・Portrait Drawerの仕様について
似顔絵の種類 : 6種類(選択不要で、すべてダウンロードできる)
解像度 : 512 × 512px(正方形に切り抜いて出力される)
入力ファイル形式 : JPEG, PNG, WEBP, BMP
出力ファイル形式 : PNG
・Portrait Drawerで似顔絵を生成した事例