自治体向けオンライン許認可申請サービス「手続きドットコムforGov」が提供開始
2021/6/7
株式会社ディーエーピーは、許認可手続きに必要な書類を自動で作成するSaaS型サービス「手続きドットコム」を展開している。
・古物商営業許可
・軽貨物営業届出
・酒類販売免許
・道路使用許可
今回、同社は自治体向けにシステムを導入し、許認可申請をオンラインで完結することができる「手続きドットコムforGov」のサービスを開始したと発表した。
■許認可申請における課題
許認可申請に必要な書類の数が多く、場合によっては10枚以上の書類を記入して提出する必要がある。記載する内容も複雑で間違えやすく、さらに間違えていると書きなおしになるため、窓口でのユーザーのフラストレーションにもなっている。
課題②:書類をそろえるのにも一苦労
自治体のHPでダウンロードできる場合もあるが、どの書類を使えば良いのかわかりにくく、自治体への問い合わせが多い状況となっている。さらに窓口へ行かないと書類がない場合もあり、ユーザにとって非常に不便な状況となっている。
課題③:提出手順も複雑で時間がかかる
原則窓口でしか受け付けていないため、県に1か所しかない場合などは遠方から移動する必要がある。さらに事前相談が必要なケースや、複数の行政機関へ提出するケースがあり、提出にも時間がかかる状況だ。
■手続きドットコムforGovとは
■手続きドットコムforGovの機能
これまで紙の申請書類に記載していた内容をWeb上のフォームに入力する形になる。書類の取り寄せなどが不要になり、ユーザの負荷が軽減される。
これまでは運転免許証やパスポートを持参して本人確認をする必要があったが、マイナンバーと連携することで簡単に本人確認を済ますことができる。さらに書類の押印も不要になり、オンライン上で電子署名も行うことができる。
③自治体は申請者情報を画面上で確認し許可証を発行
窓口が混雑する要因の一つとして、窓口で書類を確認していたことがあげられるという。手続きドットコムforGovでは、ユーザの入力情報が画面上に表示され、自治体の担当者は画面を確認して許可証を発行する形になるため、ユーザ・自治体双方にとって業務時間の削減につながる。