三菱地所、DXで生活者が暮らしやすさを実感できる新しいまちづくりを目指す「三菱地所デジタルビジョン」を策定
2021/6/24
三菱地所株式会社は、DX(デジタル・トランスフォーメーション)により生活者が暮らしやすさを実感できる新しいまちづくりを目指す「三菱地所デジタルビジョン」を策定したと発表した。
■三菱地所デジタルビジョンが目指すもの
(2)事業横断的なデータや好意的に提供される個人のデータの分析・活用により、体験がアップデートされ続ける
(3)まちの関係者とオープンにつながるエコシステムを構築、多様なプレイヤー参加と協創を促進
本ビジョンの実現に向けた環境整備の一環として、2020年10月に共通認証ID「Machi Pass」を開発。利用者は、まちで展開される複数のオンラインサービスや、来場予約・リアルな空間への入退室などオン・オフラインの体験を一つのIDで利用できる他、希望に応じて、施設やサービスの利用履歴や位置情報などのデータに基づいた、より一人ひとりに最適化された体験の提供を受けることもできる。
すでに、丸の内エリアで働くオフィスワーカー向けウェブサービス「update! MARUNOUCHI for workers」や、丸の内エリア内の対象店舗でのポイントサービス「丸の内ポイントアプリ」、最新物流テックのショールーム「TRC LODGE」などが、「Machi Pass」を利用中だという。三菱地所グループでは、「Machi Pass」連携サービスを順次拡大しており、体験がデータとなって蓄積・最適化され、よりよい体験となって還流する豊かなUXの提供を通じて、一人ひとりのQOL向上を目指す。
なお、共通認証ID「Machi Pass」は、三菱地所グループ内での利用に止まらず、外部連携も可能だ。「Machi Pass」のグループ内外との連携により、あらゆるまちの関係者とオン/オフラインでオープンにつながるエコシステム「Mitsubishi Estate Local Open Network」(MELON)を構築し、多様なプレイヤーとの協創を促進するとともに、シームレスなUXを実現することで、まちと人の関係を深化させるとのことだ。